「お台場明石城YAMATO」

 ネット営業部・徳光ともう何度目の登場か、インチキ関西人・出口Dのプレゼン対決。

 徳光は、前回登場の美術・桐山の旦那。奥さんから「才能が無い」と散々言われたのに怒って、港さんに制作部からの異動届を出し、引き留められると思ったら快諾されて不本意の異動を喰らった悲劇の人です。同時に、自宅のソファーで浮気をしてソファーを投げ捨てられるという愚か者でもあります。顔には、桐山からタバコを押しつけられた跡が残っています

 自分プロモVTRでも、「見直して貰おう」とホノルルマラソンにわざわざ出掛けていって 25000 人以上中 1200 位近くという好成績を収めて帰ってきて妻と娘から浴びせられた言葉は「何やってたの?」「いい加減にしてよ」「ゴミ溜まってるから捨ててきて」。ホノルルマラソンから帰ってきたその足でゴミを捨てていく背中には哀愁がはち切れんばかりに溢れていました。しかも、このゴミは桐山が自分で溜めたものという完璧っぷり。さんま師匠曰く、

「日曜の昼間に流せこれ。夫婦の会話もっと観たいもん俺

 そんな桐山を見返して復讐するべく、徳光が持ってきた企画は「さんまの『クイズこんな大人になりたくない』」。曰く、「天才小学生と芸能人達がクイズ対決をして、芸能人達の苦闘ぶりに視聴者は肩入れして応援したくなる」という内容だそうですが、持参したフリップには「苦闘」が「若闘」になってるというダメっぷりなのでした。

 水口さんは「よく聞く企画ではあるけれど、徳光が作ることに興味がある。プロモが面白い」。さんま師匠も、笑いのためにホノルルまで行って来た徳光を「笑いのために犠牲を払える精神が素晴らしい。こんな奴を簡単に人事異動させた港さんを恨む」。

 その港さんも「登場からプレゼンまで面白かった」と絶賛。プロモを改めて考えて、さんま師匠が「あのドキュメンタリー観たいなぁ」と呟くと、徳光「それでもいいですけど。さんまさんが乗る方で」。そういうところがダメなんだと思う。

 対する出口Dは、プロモでまたしても自分のお婆ちゃんを起用。そのお婆ちゃんが入院したので自分の番組を見せて回復させたいという内容でした。卑怯にも程があるわ!!

 そんな卑怯な出口の企画は「さんまの『クイズこんな大人になりたくない』」。……え?

 曰く、徳光のタイトルが光って見えたが、内容が良くないとのこと。出口が持ってきた内容は、ある大人のあるシチュエーションに言った台詞を、子供達に予想させるというもの。今回、例として持ってきたのは徳光の浮気現場。フリップの徳光の似顔絵がそっくり。因みに言い訳は「魔が差した」。バカだろ。

 ここで水口さんが気付きます。「これは企画の対決じゃなくて、プロモビデオの対決ですね」「出口なんか、企画じゃなくてただ単にウケを取りたいだけ」。さんま師匠は「もっと別の所伸ばしてこい!」と憤慨。が、港さんが「お婆ちゃんを推したい」と言うと、「確かにここで(徳光を)合格させてしまったら、徳光の面白さが半減する」とさんま師匠。どんなDだよ。

 結局、港さんは「出口ので撮ってみる」、水口さんは「徳光をもっと引っ張ったら面白そう」というそれぞれの結論。ここで、徳光本人から「僕が出るってのもありますよね」という提案。さんま師匠が「撮るのと出るの、どっちしたいねん?」と訊くと、あっさり「出たい」と。今までの 30 分全部無駄です

 そんなわけで、来週は徳光夫妻の面白エピソード満載