「特捜戦隊デカレンジャー」

 最高。

 最終回前としては、もう完璧なぐらいの盛り上がり。まぁ、アブレラが「デカベースの全てを把握している」と言いながらデカウィングロボに気付いてなかったとか、先週ギリギリで生き残ったあの気持ち悪い奴があっさり死にすぎとか「俺のコピーにさえ手こずってるんだってなぁ?」と言った舌の根も乾かぬ内に「まともに勝てるとは思ってねぇ!」と言い放つ情けないにも程がある悪役など、色々気になるところはありますけど、そんなものは犬司令の散り際に比べれば些末なことであります。

 犬司令、格好良すぎ。まず強すぎるし、スワンさんをかばって斬られまくるところは「ドラクエV」のパパスを思い出します。そして消え入りそうな声で、デカレンジャー達に喝を入れ、ゆっくりと……もう完璧。完全無敵。犬司令バンザーイ(えー)。

 そしてデカレンジャー。最終回に向けて何が最高って変身出来ないってところ。変身出来ないってことは、イコール最終回で彼らは生身で必死になるわけですよ。苦悶の表情を浮かべながらも、特別な力が無くったって、彼らは拳を突きだし、前へと進むのですよ。

 もう僕は、生身で必死に戦って、傷付きながらもアブレラの前に立ちふさがるデカレッドの姿を次回予告で観ただけでうっすら泣きそうです。そう、そうなんだよ!ヒーローとは、体一つでも、傷付いても、例え力が無くても、そこに悪が居る限り立ちふさがらなきゃいけないんだよぉーーー!!(心の中で熱い涙を流しながら)

 最終回がもの凄く楽しみです。その期待値は「仮面ライダー剣」の約 50 倍

 しかし、まさかデカレンジャーロボを木っ端微塵にするとは思わなかったなぁ……。