カーネーション「ANGEL」

ANGEL



ANGEL

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 何はなくとも「夜の煙突(20th ANNIVERSARY PARTY VERSION)」。表題曲「ANGEL」も、二曲目の「El Soidado(フリーダム!フリーダム!フリーダム!)」も、四曲目の「シケイロスのように(RECORDING LIVE at The DOORS)」も、格好良くて渋くて最高なのですけど、やはりこの「夜の煙突(20th ANNIVERSARY PARTY VERSION)」が、僕には最高すぎて堪らないのです。

 僕はこの「夜の煙突」の原曲を聴いたことすらないので、一体どのような変更がされているのかは一切分かりませんが、それでもこのヴァージョン単体で十分素晴らしいです。何よりも、その圧倒的なホーン!そして六行しかない歌詞!六行しか無いので、必然的に間奏(?)がもの凄く長くなり、歌詞は当然リピートされ、構成的にはもの凄く単純になってます。なのに、この恐るべきほどのパワー!聴いてるだけで、体が動く衝動を止められないほどのパワー。

 これはヘッドフォンで聴くもんじゃないです。是非、大音量で聴きながら踊り狂う曲だと思います。「うちでは大音量は……」という人は、ラジカセに乾電池詰めて野原に出掛けよう。野原の真ん中で、ラジカセフルヴォリュームで聴き倒せ!

 それは冗談としても、そういう感じで聴きたい、楽しくて堪らない一曲でありました。