「さんまーぼー」


 ある方のご厚意で、聴かせて頂けました。ありがとうございます。

 何故かGacktの声で始まるまーぼーこと伊東正治さんとさんま師匠とのMBSの特番。この二人がやってたヤンタン(さんま師匠当時 28 歳)を聴いたことがないので、全てが新鮮で大変面白かったです。

 何が一番新鮮だったかと言えば、勿論まーぼー。さんま師匠との息の合った昔話もそうだし、さんま師匠をちゃんと番組の進行に合わせてくれるのもそう(日テレ特番で、一緒になって騒いでただけの福澤とは大違い)。そもそも、「さんま師匠話題を振る人」というポジション自体が最近では珍しくてしょうがないです。でも一番新鮮というか感動したのは、まーぼーの以下の台詞。

「来る前にちょっと調べてきたんですけど……

「さんまさんと話をするために、オリンピックずっと観てました

 そうだよ。これが当然の状態なんだよ!とうっすら感動させられてしまいました。最近のさんま師匠の番組では、

  1. 「さんま師匠語る」
  2. 「相手、何のことだかさっぱり分からない」
  3. 「さんま師匠諦める」

がデフォルトのコンボだったために、この当然の状態が逆に新鮮に見えてしまう悲しさ。同じように感動するのは、さんま師匠のどんな映画のタイトルを例として出しても、「そうですそうです」と言ってくれること。結局まーぼーは、放送中一回も「分かんないですね」的なことを言いませんでした。唯一「カタカナ弱いんです」って言っただけ。当たり前と言えば当たり前なんですけど、その当たり前のことが出来ないこと多いですからね最近。安倍さん始め、ヤンタンレギュラー諸君も見習え!

 話の主体はアテネ五輪の感想で、いつも通りさんま師匠の勝手な憶測やら自慢話やらが満載なのですけども、それをひとつひとつ処理してくれるまーぼー。もう一時間ずっと、内容二の次で、「聞き手に恵まれた」バージョンのさんま師匠が珍しくて珍しくて、そこだけでもう満腹でした。アテネ五輪感想とかよく覚えてません。すいません。