「笑いの金メダル Jr. くりぃむしちゅー杯」
オープニングが、有田の「どうも僕です」。そして、サップを完コピ有田。
30 組の芸人による、本戦出場を賭けたトーナメント戦。司会はくりぃむしちゅーと田丸麻紀。まず、ギャル、おっさん、外国人各 10 名が審査員になったブロックを、芸人自ら選んで戦い、それぞれのブロックで勝ち残った三組で決勝、という形式。関西では二週前に放送されたらしいですが、関東はようやく今週放送でありました。
トーナメントに入る前に、 30 組全員が詰まった控え室でブロック分け発表。ここで、久々登場の村田渚(元・フォークダンス DE 成子坂)に対して上田の「若干先輩で気ぃ使うんだよね」という一太刀、外国人ブロックに入らなかったイザベルとベネの「外国人のツボがわかんねぇんだよ」、ハッスルしまくる長州小力に対して上田の「今頑張ると、本番やること無くなりますよ」等、ちょっとした名言多数登場しておりました。
というわけで、まず最初はギャルブロック。審査委員長は笑いは好きだけどチェックはしないあびる優。
- アンガールズ
- いつものショートコント。有田の「ボケとツッコミって何だろうと思いますよね」という評(?)が笑いました。どっちらけそのものがネタですからね。っていうか「若い男性に絶大な支持!」って一体どんなリサーチを。「ジャンジャガ(略)」
- 流れ星
- あれが椎名林檎の曲だって知らないと、ただでさえノリにくいネタが更にノリ難いですよね。「そこは合わせようよ」
- スパルタ教育
- 「バク天」でやってた音楽に乗せて全てを「いくよくるよ」で締めるネタ面白いのに、何でそっちやんないんだろ。キャラにも衣装にも合ってんのに。「笑いの波に乗りたいです」
- POISON GIRL BAND
- 「風呂でサーブ飛んでこないから」がツボでした。ポチャンってなっちゃうからね。「お前がそんなんだから、男子バレーアテネ行けないんだよ」
- 原田16才
- やばい、ちょっと応援したくなってきた。「そっちです」
- 長州小力
- 何よりも、何故このブロックを選んだのか謎だ。長州の姿で踊り狂って笑うだけ。こえーよこえーよ、長州小力こえーよ。「笑うしかねーよアッハッハッハハ」
- 南の風(風力 3)
- 「優勝候補」と言われながらもの凄いカットされてる悲劇。何故に原田がフルで、こっちがカットなのだ。何となく、ネタの感じがスピードワゴンを思い出しまって、可哀想になってきます。ごめんなさい。「寝れない」
- 村田渚
- 冗談抜きで、十年ぶりぐらいに観ました。うわー全然覚えてねぇ。ピンになると、みんなフリップか映像ネタに行きやすいんですかね。「ラテンのテンション」
- 火災報知器
- 文化祭とかで出てくる素人漫才を思い出すのです。特にボケの方の口調と顔と佇まいが。本人は多分悪くないはず。「エロいエロい」
- ヤングキャベツ
- 同上。「リコーダー盗ったの誰だー」
勝ち抜けはヤングキャベツ。2 位が同点でアンガールズと火災報知器。アンガールズが一番妥当だと思いきや、あびる曰く「様式に感動」したらしい。あれで感動するんだったら、もっと劇団ひとりとかに感動してあげてくださいよ。「踊り合ってませんでしたよね」と指摘されたときのアンガールズの「あれも計算なんですよ」というぶっちゃけが笑いました。あと、村田弄り。審査員に無理くり「 5 点満点入れました」と手を挙げさせて「この流れで喜ぶ奴は誰もいない」。そして、地方から出てきたヤングキャベツに唯一話しかけてくれたのが長州小力だったらしい。いい人だ。
続いておっさんブロック。審査委員長はおじさん審査員の中で一番くすんでる蛭子能収。
- 佐久間一行
- 「メンB」でやってる「ブラックサック」が何故に面白く観られるかと言えば、それは反応を示してくれる人間が居るからで(長井とか中川とか渡部とか)、こいつをピンで立たせるのは……。「そこかよー」
- 東京ダイナマイト
- 床屋ネタ。要は、この普通の会話みたいなテンションが面白いんだきっと。日常の 1 ページみたいな。普通の生活でこんな状況に置かれたら、きっとこういう反応だよ、的な。……僕はこの感じを的確に表す言葉を持ち合わせておりません。すいません。「ミノだよ」
- モジモジハンター
- 引くかどうか微妙なラインですよね。ギャルの方でやったら間違いなく引かれるので、ここで正解だと思いました。「静かにしろよー!」
- 赤いプルトニウム
- 「シブスタ」だけで我慢しておけば、こんな辛い目に合わなくて済むのに……。「 40 分同じ風景」
- 髭男爵
- イザベルとベネ
- 頑張ってください。「つくしでーす」
- ななめ45°
- 最後の決めポーズのときに赤ちゃんが振り回されてボロボロになってるのが気になって仕様がありませんでした。あの電車の人はいつかドラマとか出そう。「飯田橋〜」
- カリカナタ
- あ、さまぁ〜ずのライブに出てた人だ。つぶやきと掛け合いしてたよ。面白かったです。フリもオチも無いのにあれだけ堂々とやれる根性に感服です。「いいじゃないか田中」
- 名刀長塚
- こういうネタは、どうしても劇団ひとりが過ぎるので、頑張って頂きたいです。「中学生からやり直したい」
- ドリンク
- これから面白くなりそうなところでカット、ってどういう仕打ちだ。何か悪いことでもしたんですかドリンクは。「爆弾〜!」
- ダーリンハニー
- CUBE
- カットしすぎなんだってだから。ボケもツッコミも、字数が多すぎて個人的にあまりハマらず。「お客様は、利益です!」
- 山崎末吉
- ノンキースも末吉もあんまり知らないのでどうとも言えないですが、取り敢えずカットしすぎ。片方が解説に徹するというスタイルはいつぞやのカリカのネタを思い出しました。「出ました大蔵省!」
勝ち抜けは東京ダイナマイト。2 位がななめ45°、3 位が名刀長塚。順当です。途中、ちょくちょく蛭子が偉そうな事を言って上田に「お前が言うな」と怒られる、の繰り返しが笑いました。
続きまして、ラスト外国人ブロック。審査委員長は爆笑問題が好きなルビー・モレノ。何だこの人選。
- 爆裂Q
- ちょっと前に「退屈貴族」で観たネタそのまんまでした。これでもか、の力押しも、のれんに腕押しの感あり。「クーイーック過ーぎーるーわー!!」
- ビックスモールン
- 対外国人対策として、ちょっとした英語ネタを入れましたが、蛇足の感ありあり。しかも、その所為で最後はグダグダになるというよくわからなさ。「アーハー」
- キングオブコメディ
- いくらなんでもカットしすぎですよ。酷すぎる。「そんなに有名じゃねぇよ!」
- キャラメルクラッチ
- 吃驚するぐらいスベリっ放し。フォローのしようがないです。取り敢えず、ボケのひとつひとつを丁寧に発して、丁寧に拾うことから始めて下さい。「このお茶」
- 浮世絵師
- 「出オチで勝負!」という煽りで登場して、本当に登場だけでカット。酷い。まぁ、ネタやらせてもとんでもないことになるのは、「退屈貴族」で「鉄仮面おすすめ」に入ってたことからも明らかなのですが。「平成の(略)」
- アホマイルド
- キングギドラやってよー(記憶違い)。取り敢えず、「見せかけて」が全く見せかけてない感じが。「無いですー」
- 猫ひろし
勝ち抜けはキングオブコメディ。勝ち抜けなのにカットかよ……。2 位はビックスモールン、3 位は猫ひろし。外国人に大人気の猫ひろし。「分かり易い」とベタ誉めでした。あと、キングオブコメディは、外国人にとっては「ウサギ」らしい。言われてみれば似てる。あと、素の猫は、意外と良い声。
決勝前に、敗者復活枠ということで、田丸さんがアンガールズを指名。指名されて「じゃあ準備する?」というマイペースなアンガールズと、早々にブーツのテーピングを外す長州小力がツボ。
そして決勝。審査員は今までの 30 人と客席 70 人の計 100 名。
- アンガールズ
- 久々の高校球児ネタ。山根のスイングが無理矢理過ぎて可笑しい。「お前の知らないところで衝撃的な事件が起きてたんだよ!」
- 東京ダイナマイト
- 結局、何で血だらけだったんだ!と全然違うところが気になるのでした。面白かったです。自己紹介のタイミングが卑怯です。「ギター教えてくれよー」
- キングオブコメディ
- 初めて観たとき、なんとなくボケの方が品川に似てるなーと思ってたのですが、今はもううさぎにしか見えません。頑張れうさぎ、負けるなうさぎ。面白かったです。「いーつーもーなーにーやーってるのー」
- ヤングキャベツ
- 是非、文化祭が過ぎらないように頑張って下さい。「ちゃんちゃん」
優勝は東京ダイナマイト。蛭子曰く、「オチが弱い」そうですよ。お前何様だ。ルビー・モレノは「猫ひろしの方が分かり易かった」そうです。どんだけ人気だ猫ひろし。ついでに、猫の名付け親はダイナマイトのハチミツ二郎なんだそうです。猫ひろし、ハチミツ二郎、ときてその相方が「松田」というのがツボ。上田曰く、「普通なのが逆に恥ずかしいな」。
東京ダイナマイトはいつ登場なんでしょ。このまんま優勝してしまえば面白いです。アンガールズやらキングオブコメディやらもその内出て下さいませ。っていうか、これを観て思うことは、本戦出場するのにこんだけ戦ってるってことは、本戦に出てるマイケルはこいつら以上ということなんでしょうか。何だその超法規的措置は。誰のだ。