「太閤記 -猿と呼ばれた男-」


 後半 1 時間ぐらいしか観られませんでしたが。

 もの凄く個人的な事情なのでありますが、僕は小学校の頃観た、NHK大河ドラマ「秀吉」が狂おしいほどに大好きでして、故に秀吉 = 竹中直人、信長 = 渡哲也が僕の中で定着しておりまして、あの大河以外のあらゆるキャスティングに違和感を抱くのでありますね。

 例えば、信長が病死する妻(史実的にはムチャクチャ)のために掘った仏を、その妻が仏を投げ捨てて「私は信長の妻であります」と言って息を引き取るシーンとか、本能寺で立ったまま腹を切り、首をかっ切る信長のシーン、等々、ホント大好きでして。ああ〜……書いてたら観たくなってきた。ビデオ出てるのかなぁ〜……。

 そんなわけで、全く役に合ってない藤木直人を筆頭に、キャスティングに違和感ありまくりで、まともに観られませんでした。

 史実的にムチャクチャのグッチャグチャなのは承知の上でしょうから、敢えて突っ込んだりしませんけど、せめて毛利攻めの海戦(鉄船を使ってどうこう、のアレ)ぐらいはやってもいいのになぁ、お金あるんだし。

 それにしても、大河にしても民放にしても、一番戦国の時代の戦を正確に描写できているのが最近ではクレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」だけというのは、どうなのかなぁ。是非実写でアレを観たいのですけど。こういうところにお金掛けて欲しいなぁ……時代劇好きな視聴者としては。