「ユンゲル」

 ケータイサイトの方は全く観てないので(何でケータイサイトって何でもかんでも課金するの?)、てっきり「今泉慎太郎」みたいな、キャラクターを借りたミニコメディドラマだと思っていたら、実際は「ユージュアルサスペクツ」モドキの中途半端なドラマでがっくり。ま、ホントに意識してたかどうかは知らないけれど。

 話のショボさも凄い(「記録の削除」がマジック手書き、大事なところで出てくるファンタスティック引きこもり、約 30 万時間の VTR から数時間で証拠発見、完全に違法入手の VTR を本気で証拠品にしようとする、所々に出てくる便利アイテム、超能力のような推理、etc...)けれど、何より無謀なまでの品川への比重が凄い。ナレーションからシリアス芝居まで完全網羅。元日の深夜に放送してることから考えても、品川フェチ向けのドラマとしか思えないんですけど、そんな奴居るのか!?

 別に僕は品川自体は特別嫌いじゃないけれど(「苦手な場面」はあるけど)、伏し目がちにクサイ台詞かましてみたり、眉間にシワを寄せながら悔しそうな小芝居をする品川にはただただムカつくばかりでありましたよ。っていうか、わざわざ品川、更にはダイノジ・おおちまでキャスティングしておいてこんなのやる意味って何なのかなー。

 まぁ、もしかしたらケータイサイト配信版ではもっとコメディしてたのかも知れないけど、少なくともこれ観た段階ではお金払ってまで観たいとは思わないなぁ。それこそ「ユージュアルサスペクツ」をレンタルして来る方がよっぽど有意義。山崎真実さんの出番次第では考えるかも知れないけど……(おい)。

 朝っぱらから芸人の「ネタ」で笑いっ放しだったから、「コメディ」で笑って元日を締めようと思っていたのになぁ(←勝手な事情)。 2008 年の初ドラマでコケちまったぜ!! 今年は散々な年になりそうだぜ!!