(新)「帰ってきた時効警察」

 ♪かえーってきたぞ かえーってきたぞー ウールトーラーマーーーン

 的なネタが絶対有るはずだ! ともの凄く構えて観てたのに、結局タイトルは大して意味無かったみたいで無駄な力入れてしまった……。そうだよね、場所によっては「時効警察リターンズ」とか書いてたりするもんね……。

 前シリーズ同様、第一話は三木聡が担当だったので、個人的にあまり前回の第一話があまり合わなかったため、今回もそうなるだろうなぁ……と覚悟していたら、何故かベタなネタの嵐でゲラゲラ笑ってしまい一安心。「斜め 45 度のニュースキャスター」「やたら画面の奥の遠いところに居るコメンテーター」「何故かトラックスーツで潜入」「どう見ても別人なのに『毒気が抜けた』で済ます」などなど、前のようなボーッとした感じのボケが減って、個人的には凄く好みでありました。ユル過ぎるミステリも健在(「訳が分からなくなって自分の痕跡を残しまくった」って何?)。

 ただ、全体としては何だか凄くまともになった印象。まともになったというか、安定したというか、前シリーズが「実験」の連続だったとしたら、今回はその実験の結果を活かした「実用」って感じ。よく分かんないけど、取り敢えず「ネタが弱くなった」とか「普通になってしまった」とか、そういうのとは別の意味で非常に見易くなった感じが致します。ま、「時効警察」は毎回テイストが違うのが魅力のひとつであるから、次回からそうとは限りませんけど。

 というわけで、今シリーズもしっかり楽しめそうで一安心。継続視聴決定。前シリーズで個人的にドツボだったケラ担当回はいつかな〜今回初参加組はどんなかなー。