「仮面ライダー電王」

 やべっ。ちょっと面白い。取り敢えず、あの「俺、参上!」のポーズが真似したくってたまらんかったので完コピしたった。やっぱポーズって重要だよなぁー。

 相変わらず、主人公には何っの魅力も感じないのですが、その分あの赤鬼(どうでもいいけど、どこをどう見たらあれが桃太郎に見えるんだ)が良い味出してて、上手く主人公を引き立てるので先週ほど気にはならなかったです。寧ろ、あのモヤシ野郎から赤鬼モードに入る瞬間が割と楽しいとすら思えてきました。何より、電王になったときの動きがまるっきり怪人(捌いたりせずにひたすら攻撃! 攻撃! って辺りが)なのが面白い。全然ヒーローじゃねぇじゃん!

 わざわざ面倒臭い過程を経てまでやったことが過去の世界でトラック暴走だったり、ようやく登場したバイクにナンバープレート付いてたり、最後のトドメがデンライナーの一斉射撃だったり(ゴーゴーボイジャーかよ)と、相変わらず締まらない部分は全然締まってないんですが、取り敢えず中心にあるべきキャラ(デンライナーに乗ってる人達)は最初から固まってるっぽいので(赤鬼とスカート女の掛け合いはよく出来てた)、先週感じたいくつかの不安は杞憂なんだろうな、と思えたのは良かったです。

 あとは、月並みではありますが、「ライダーキックをするのかどうか」は非常に気になるところ。コウモリが巨大化した瞬間、これはきっと「ヤバイよ! 巨大化しちゃったよ!」「おいおい、俺の必殺技がパート 2 で終わりだと思ってんのか?」「まだまだ考えてあんだよ、こういうことするために俺は来たんだからなぁ!!」みたいな感じでキックかますとばかり思ってたのに、その結果は一斉射撃だもんなぁ……。一体どうなるんだその辺は。