「アメトーーク」

 ガンダム芸人 vs 越中詩郎芸人。

 わたくし、プロレスとはな〜〜〜んの縁もゆかりもない(画を見るまで「パワーボム」がどういう技かさえ分からない)人間で御座居ますが、「芸人プレゼン大会」でのケンドーコバヤシの「越中詩郎プレゼン」が面白くて面白くて面白くて笑いすぎて泣いて吐いて(実話)大変な目に遭い、勢い余って思わず HDD から DVD に勢い余ってダブルで焼いてしまったので御座います。

 そんなわけで、今回の企画を知ったときは楽しみで楽しみでしょうがなくって、どれくらい楽しみだったかと言えば先週の「モノマネ芸人大集合」を見ながら「そんなことよりケンドーコバヤシ出せよ!」と呻いたぐらい楽しみでしょうがなくって、ようやく迎えた本日は、やっぱり笑って泣いて吐いた。あ〜幸せや〜(ゲロまみれで)。

 大体、番組構成が酷い。ガンダム芸人に対しては、せいぜいアニメ本編映像を流すぐらいなのに、越中芸人に対してはケンコバと同期した本人映像に加えてトークに合わせて乱発される数々の選手画像、更には詳細なキーワード解説テロップなどなど、力の入り方が段違い。観覧客はキョトンだったようですけど、同じようにプロレス知識ゼロ(寧ろマイナス)の僕は、その番組の最強のバックアップのお陰でもうたまらんかったです。

 途中、若井おさむのネタにガンダム芸人達が「ガンダムを知っていればもっと面白い」と解説していたけど、越中芸人に対しては番組がそれをやってくれたということ。うひゃー、親切! 「ガンダム芸人」でもそれやってくれ!

 ほぼ全編ケンドーコバヤシの独壇場で、そこにバッファロー吾郎が華を添える、と言った様相で、熱意とテキトーさに溢れた言動の数々は破壊力抜群。個人的に好きだったのは「ヒップアタックを発電に利用する計画がある」辺り。最後の美しい(か?)締めくくりも感動(か?)もので御座いました。

 ひとつ惜しかったのは、「越中芸人」に紛れ込んでいた博多大吉。彼にとってだけは、この場は完全無欠のアウェーでありました。いや、きっと越中詩郎はホントに大好きなんだろうと思うけど、それをケンコバとは違う方法で表現する機会が与えられず、結果死ぬほど影が薄かったです。出来る子なのに!(偉そう)でも、それで番組的には正解なのだから、世の中分からないもんです。いつか大吉にピッタリの企画でまた呼んであげてください。