「仮面ライダーカブト」

 ……まぁ、色々言いたい人の気持ちも分からないでもないですけどね。全部が全部納得できる内容では無いし、「ハイパークロックアップ」とか「ボスワームの特殊能力」などの設定を思いっきり持て余してるのはどうかと思ったりもしますけど、やっぱり神代の散り際に何も感じなかったり、じいやとのやりとりに何にも感じなかったりするのは、大いなる損だと思いますよ。それぐらい切ない最期でありました。

 特に、パーフェクトゼクターを構えるカブトににじり寄って、腹にパーフェクトゼクター食い込ませたまんま、「どうした、俺との約束を忘れたのか!!」と決断を煽る神代、そして無表情(って仮面なんだけど)で躊躇した後、静かにゼクターのスイッチを押すカブト、っていうシーンはヤバい。

 話の流れからして、もうちょっと加賀美も絡んで欲しかったけど、神代の道程に限って言えば、殆ど文句の無い回でした。ありがとう神代、君は実に素敵なキャラであった……。

 その影で、地味にライダージャンプの応用連携などという凝った技を開発していたホッパー兄弟。いや、その技は確かにカッコ良かったけど、結局お前らどこ行くの?