(新)「セーラー服と機関銃」

 ショートヘアにメガネ、という伝説の武具を装備した長澤まさみさんを、さんま師匠にすっかり洗脳されている僕が見逃す筈もなく、しっかり視聴。原作と映画は、絶対に趣味に合わないという確信があるので未読且つ未見。

 取り敢えず、長澤さんに関しては相変わらずの 100 点満点で御座いました。もう劇中の長澤さんは嘘臭いぐらいに完璧だし、何ならどう聴いても微妙な主題歌にしたって「それが良いんだよ!」とか言っちゃいそうな感じ。疑問を差し挟む余地が無い。こーのまーまー何時間でーもー。

 ドラマ本編の方も悪ふざけ寸前かそのものばかりのギャグが横行する今のドラマで、「軽いコメディタッチ」という路線を行ったことには好感が持てるし(流石に「8940」はどうかと思うけど。360°モンキーズはアリ)、そういう軽い作りにしながらも、「嫌われ松子の一生」とは違って「組長」になるまではしっかり時間掛けて筋道立てて描いていて、ドラマ自体の作りも結構頑丈に出来ていて、今期では一番見易く見応えがありました。

 元々、「最強装備の長澤さんを拝めるだけでも」ぐらいの気分で観たので、これは結構な収穫。ま、「頑丈な作り」=「面白い」とは全ては流石に行かないわけですが、それでも要所要所、父親への後悔やら組長へのなり方やら組員の組への思いやら、大事な部分はしっかり押さえた、思っていた以上に丁寧な作りのドラマだったので、今後に「長澤さんを拝む以上の楽しみ」があることを期待して継続視聴決定。

 しかし、今期何本観る気だ自分……。