「仮面ライダーカブト」

 まさかギャグ満載だとは思わなかったけど、やっぱこのフォーマットでずっと行ってくれてもまた面白かったんだろうな。どこかでワームに関する事件が起きて、それをライダー達(とそれを補佐する人々)がそれぞれの立場で調査していく、そんな 2 話完結「仮面ライダー」。惜しいことしたもんだ。

 久々にはっちゃける加賀美、出オチになりつつあるディスカビル家コンビとホッパー兄弟、メガネ岬と、ここのところ無意味に小難しい話が続いていたので、肩の力を抜いて楽しめる要素が沢山入った回としてはなかなか良かったんじゃないでしょうか。少なくとも、何の前触れも無しに「闇キッチン!」「黒包丁!」とか言い出すよりは、基本フォーマットに従ってる分、好感も持てるし。

 ただ、何故か弱いパンチホッパー、どこからともなくやってくるカブト & ガタック、何の前触れもなく何の説明もなくやって来る偽ズバーン、とアクション部分は杜撰だったなぁ……最近、クロックアップも殆どしなくなったし、視覚的にはすげーつまんないよ。辛うじて、バイクを乗り回すダブルライダーに「おっ」と思っただけで。頼むよー。加賀美の弟の話のときのクロックアップバトルみたいなのまたやってよー。

 あと、ゲスト出演した「アバレンジャー」のリジェが非常に達者だったお陰で、副官の恐るべき棒読みっぷりがより際立っていて、どうしようかと思った。まだ慣れません。っていうか、ホントお願いだからもうちょっとお腹から声出して……