(新)「ライオン丸G」

 「 30 minutes」「アキハバラ @ DEEP 」のスタッフが、昭和の時代劇特撮「快傑ライオン丸」をリメイク。でも、その内容は「先述のスタッフ」が「テレ東」の「深夜」で「特撮」、というようなキーワードから連想される内容そのまんまの、悪趣味と悪ふざけとくっだらないギャグが横行する新番組。

 「仮面ライダー THE FIRST」なんかもそうだけど、何でこういうのをリメイクでやる必要があるの? 逆に言えば、何でオリジナルでやらないの? 戦国時代を舞台にした勧善懲悪ヒーロー特撮を、ダメホストとダメキャバクラ嬢が野球のユニフォーム姿の変態に襲われる話として生まれ変わらせる意味って何? 本気で分からない。それこそオリジナルでそんな話作って、そっちで遠藤憲一さんに SM の格好させたり、「傷だらけの天使」をバカにして勝手に遊んでればいいじゃん。それを、わざわざ過去の遺産持ち出してやる意味ってホントに何? 誰か教えてくれよ。

 ま、こういう姿勢を「大人向け!」「大胆なリメイク!」と喜んだり、バカ面して「立っちゃう立っちゃう!」と腰振ってる場面を「おもしろーい!」と笑ったりする神経に全くついていけない僕が単に「ターゲット外」なだけかも知れませんがね。「 30 minutes」も「アキハバラ @ DEEP 」も殆どのめり込めなかった男ですから。

 それでもまぁ、上記のどちらも素直に「面白い」と思う回はありましたので、そこを信頼して「ヒーローものとしての面白さ」は最初から微塵も期待していない代わりに、この初回のようにキワモノとゲテモノで誤魔化すようなものじゃなく、ちゃんと「普通に」面白い話になればいいな、という期待を込めて継続視聴。

 あ、バナナマン・設楽とハリセンボンのアドリブ合戦だけは素直に笑いました。それは白状しておきます。