「仮面ライダーカブト」

　新キャラ・仮面ライダーサソード登場編。取り敢えずゼクターでかっ！　丸々剣って！

　まぁ、先週の不安が全部当たらなかっただけ良かったかな。サソードこと神代の演技は、新人らしいまあ酷い演技でしたけども、別に今更目くじら立てることでもないし、「もの凄いお金持ち」というステレオタイプにも程がある設定も「アルティメットメイクアーーップ！」とか言うよりはずっとマシですし、天道との意地の張り合いも、キャラ設定の説明と考えればまぁ許せる。サッカーはマジで上手かったしね。

　まぁ、「神に代わって剣を振るう男」が組織に雇われて金貰ってるって随分矛盾してないか、とは思いますがザビーとは違う意味で「ワームを倒すこと」を職業とする設定は今後活きそうだしまぁいい。

　とにかく、まだサソードは顔見せの回だし、今後どう転がるか分からないので今は何とも言えない。「姉をワームに殺された」という設定は加賀美と丸被りだけど、お陰で天道とのキャラはカブらないわけで、そうなると天道がどう締めるかにも俄然興味も湧くし。

　ただ、「怪盗シャドウ」だけはどーーーーーーーーーしても意味が分からん……。なんでザビーの所属部隊と同じ名前なの？　とかいくらなんでも犯罪はマズいだろう、とかそういう疑問は勿論ありますけど、それ以前に「何で怪盗？」という疑問がデカ過ぎてどうにも……。

　これ、どんなオチがついたとしても 100 % 脱力系なわけで（だって仮面付けて真面目なオチ付けられても困るだろ）、それを何でわざわざサソード登場編とドッキングしちゃったのか、全く以て理解に苦しむ。せめて、夏休みぐらいの骨休め的回だったらまだ笑って済ませられましたけど、これは……。

　アクション的には燃えどころゼロで、余計にその妙ちきりんさが気になる回でありました。来週は早速サソードの話には決着付くみたいなので、取り敢えずその怪盗オチがどれくらい脱力させてくれるか、ビクビクしながら待ちたいと思います。

　それにしても、劇場版は面白そうだな……。予告編が無茶苦茶カッコイイ。