「ギャルサー」

 コック姿にチョビヒゲ!(?)

 しかし、キツかったわぁ矢口さん……。矢口さんに限らずですけど、何故あんまり演技が上手くない人たちはあんなカンに障る抑揚を付けるんでしょうか。無理せず普通に棒読みしてくれた方が、こちらとしてはストレス無く観られるんですけど……。そこばっかり耳について、あんまり話の内容わからんかったです。

 ただ、やっぱり雑だったよなー。藤木が矢口さんを追う理由や、矢口さんがそこまでギャルサー固執する動機もよく分かんないまま感傷で誤魔化された感じだし、そのギャルサー自体もあまりにも組織としての出番が無くて意味があるのか微妙なとこだし、そもそも作劇がもの凄く単調で牽引力に欠けた。佐藤隆太古田新太さんことジェロニモの出番も少な目で、ドタバタコメディ色が失せてしまったのが個人的には痛い。「おみとおし」って名前のサボテンと、そのオチ(ジェロニモ「戻せ! 今口に入れたものを戻せ!」)は面白かったですけど。

 回を追う毎に、カウボーイの扱いというか使い方が普通になっていって、人物が入り乱れる感じが感じられなくなってるのが辛いなぁ……。今回で言うと、喫茶店でみんなでサボテン相手にはしゃいでるとこは面白いんですけど、そのテンションのまんまシリアスに持っていけないので、シリアスな場面になるとどうしてもテンションが落ちちゃうのですよね。藤木のセリフも、もう少し良いタイミングで使えばいいのに、なんかわざとらしくて醒めるし。

 う〜ん……最初は「これは面白くなりそう!」と思ってたけど、やっぱりこの枠だからこその「ただのバカドラマ」として終わってしまうのかなぁ……残念。頑張って欲しいとこですけど。

 ところで、あの伊武雅刀の出演には何か意味あるの? 次回に引っ張るのかと思いきや、次回予告に姿無いし……。ホントにただのゲスト出演なのかしら。