「ウルトラマンマックス」

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 最終回では無いけれど、実質的な最終回。

 「力尽きて石になるウルトラマン」「ウルトラマンを助けようと計画を立てるDASH」「様々な障害を乗り越え、ついにウルトラマンを復活させるDASH」「みんなの後押しを受けて、見事勝利するウルトラマン」……と、燃えるファクター盛り沢山だったのにも関わらず、観た後にどうもしっくり来ないのは、展開が駆け足過ぎるのと、最後のコントみたいな年寄りメイクの所為。

 結局、ヒロインが死ぬとか生きるとかは、引っ張った割に大して内容が無いんだから、先週のラストにウルトラマンを力尽きさせて、今週は圧倒的な絶望的状況から始めるべきだったのです。そうすれば、「ウルトラマン救出作戦」によりカタルシスは生まれたし、カイトがウルトラマンであると判明するパートにも、もう少しドラマが盛り込めた筈。

 展開が駆け足過ぎる所為で、その辺がビュンビュン流れていってイマイチ盛り上がりに欠けていたのに、トドメにコントメイクが来てもうどーでもいい感じになってしまったのが非常〜〜〜〜〜〜に残念。

 思えば「ウルトラマンマックス」は、この半年間とちょっと、ずーーーっとこんな調子でした。なんかどこかで外しちゃってる感。どうにも押さえるべきところが押さえられてない感。折角のリバイバル怪獣達も、「出てきた」以上の意味は殆ど無くて、「結局どうしたかったんだろう……」と思うばかりです。

 多分、「メビウス」もこんな感じだろうから、正直あんまり期待できないなぁ……。