「やぐちひとり」

 以前、劇団ひとりが話した「プラネタリウム」。「どうせ社交辞令に終わる」ということで、スタジオに持参。しかも、段ボールで作った特設部屋(というかまんま箱)付きで。二人はそこに顔を突っ込んでプラネタリウム鑑賞することに。

 それは良いんですが、二人が並んで寝そべりながら段ボールに首を突っ込んで「すごーい!」だの「ね、すごいでしょ!?」だの「流れ星機能も付いてる」「やってー」だの、高校生カップみたいな会話を繰り広げている間、テレビに映っているのはやぐちひとりの首から下だけ。視聴者には何が見えてるのかさえ分かりません

 ここまで視聴者を完全無視した番組を、僕は久しぶりに観ました。しかも、これが 5 分以上続くのですから、何だか高視聴率番組の余裕を感じます。ホントに高視聴率なのかどうか知りませんが。

 一通り段ボールの中で楽しんだ後、今度は矢口真里さんが「春樹さんにプレゼントがあります」ということで、ゲストとして今、劇団が一番推している歌手TIAが登場。でも、憧れの歌手が目の前に現れたというのに、いまいちテンションが低い劇団。

 その理由はすぐに判明。劇団曰く、TIAはその内「やぐちひとりなんか出てくれなくなるランクになる」のだそうで、そんな人物が段ボールの中で騒いでるだけで成立する番組に出てくることを少々憂いている様子。

 が、話を進める内、こんなことを言い出す劇団。

アーティストと付き合いたくてしょうがないの!

矢口さんは「前は受付嬢だったじゃないですか」とツッコみますが、劇団曰く「受付嬢には受け付けて貰えなかった」そうです。で、アーティストなら歌詞に込められる感情が向いているのは自分だから、と凄い領域の妄想に入ってるんだそうです。早く、矢口さんも作詞作曲しないと!(←?)

 そんなことを言いつつも、劇団のギター伴奏に合わせて「Amazing Grace」をTIAに歌って貰ったりと、それなりにご満悦の様子の劇団。最後には勝手にキャッチフレーズまで考え出す劇団に、流石に呆れた矢口さんは「勘違いしないで下さい。春樹さんはプロモーターじゃありません。プロモーターはちゃんといらっしゃいますから」と割と容赦ない言葉で諫めますが、劇団はその「本物のプロモーター」をチラッと見た後、余裕の笑顔

チャンジチェンジ

隣で大爆笑TIA。おーい、本物のプロモーターもっと頑張れー。