楽しみブログ。

 こんな更新でお茶を濁します。

http://mycasty.jp/matsunosuke/index_blog1.html

 今、僕が一番更新されててテンション上がるブログは、さんま師匠曰く「会社に頼まれて書いてる」というこの笑福亭松之助師匠のブログです。先週のヤンタンでチラッと紹介されておりましたが、今月頭にさんま師匠の弟子っ子時代の話を書いておられていて、最初はそれ目当てに読み始めたのですが、すっかりさんま師匠の話も終わった今でも毎日更新を楽しみに待っております。

 基本的に文章は短くて(多分 200 文字あるか無いか)、軽い小咄(殆ど昔話)みたいな更新なのですけど、文体がとにかく魅力的でいらっしゃいます。リズムがあって、適度に軽くて。「飄々とした文体」などというものを初めて読みました。句読点が殆ど無いので読みにくいときもありますが、大抵に於いてそれがリズムを生んで良いのです。文章全体にお調子者の風格(ってのも変ですが)が漂ってて、読むと何となく頭がスーッとします。こんな文章書きたい。

 更新自体も、ちゃんと短い中にフリとオチがあって、ちょっとニヤニヤできるぐらいの笑いが挟まっていて、イメージとしては落語でネタ始まる前にする前置き話のよう。で、そのオチが個人的に凄く好きで「〜はいかが」とか「メデタシメデタシ」とか「思いつきまへんで」とか、茶目っ気がある割に凄く丁寧な言葉遣いで、こういうのをブログで読むと逆に新鮮な感じも致します。

 近況を報告するだけの芸能人ブログが多い中(別にそれはそれで好きですが)、こういう正に「『芸人』が書いてるブログ」は大変貴重なような気がします。ほんのちょっと頭のストレスを抜く意味でも、松之助師匠のブログはいかが(物真似)。