「魔法戦隊マジレンジャー」(終)

 いやぁ〜、正に大団円。家族 8 人勢揃い変身は、フツーに身震いした。流石に「魔法家族」はどうかと思うけど。

 ン・マがあまりに弱すぎるのは残念というかしょうがないんだけど、断末魔の「満たされるゥゥゥーー!」は何かジョジョみたいで面白かった。最後まで訳分かんないラスボスだったなぁ……。もうひとつ残念と言えば、やっぱりダゴン。彼には、ちゃんと戦って負けて欲しかったなぁ。ウルザード紅と一騎打ちとかさ。大塚明夫さん渾身の断末魔は最高でしたけどね。あー、しかし惜しいな。

 意外にも生き返ったスフィンクスと、意外にもキーパーソンになっちゃったバンキュリアは嬉しい驚き。「アバレンジャー」のヤツデンワニよりもかなり驚いた。この「悪役を倒して平和」じゃなくて、「最後はみんなで仲良く平和」って辺りが、如何にも現代! って感じで良いですね。曽我町子さんもいいとこ取りしてるし。

 「家族」ってテーマを、ベタながら描いていって、最後には勢揃い、っていう 1 年間。最初はどうなることかと思ったけれど、「父親超え」だとか男の子スピリット(?)をわくわくさせる要素盛りだくさんで、楽しませて頂きました。ありがとうございました。

 「ボウケンジャー」は、取り敢えず「そんなロケばっかりで保つんだろうか……」と要らぬ心配をしております。しかし、「轟轟戦隊」って……。