「ヤングタウン土曜日」

オープニング

 今年一発目の収録の今回(先週は「カラオケBOXさんちゃまスペシャル」と題して玉井さんが構成作家と喋り倒してたので)。オーストラリア帰りで例年通り汚く黒いベテラン二人。さんま師匠は「ショージは汚いけれど自分はサーファーみたいやろ?」と逃れようとしますが、誰一人肯定しません

 これでも(ってまだ見てないんで程度が分かりませんけども)、 3 年前から工藤静香から「その黒さは腹が立つ」と言われたことで日焼けクリームを塗り始めたことで、大分マシになってるんだそう。因みにショージさんも塗ったそうですが、クリームに負けてさんま師匠曰く「バニラチョコアイス」、藤本美貴さん曰く「ポッキーみたい」になってるそうです。どんな体だ。

 そんなオーストラリア旅行、さんま師匠曰く「色々なことがあって、今年は良いことがある」とのこと。何故かというと、オーストラリアの空港で連邦警察に捕まったんだそうです。っていうか、オーストラリアに連邦警察……?

 何でも、さんま師匠の挙動が不審だったらしく、ブランドバックのブローカーに間違えられたんだそうです。うわぁ、その微妙なセコさ……。どうやら、有名人故に日本人に声を掛けられたのを、「さんま師匠の方から話しかけている」と向こうの空港のチェック係に勘違いされた模様。その一部始終を観ていた日本人のお陰で、ショージさんらにさんま師匠が捕まっていることが分かったんだそうです。

 さんま師匠は本気で尋問されたらしく、

尋問者「(職業)『タレント』ってなんだ?」
さんま「日本のコメディアンだ」
尋問者「エンターテイナーか?」
さんま「そんな大したもんじゃない

と、無意味な謙虚を働かせて「こじんまりしたお喋り芸人です」と答えたそうです。何で話こじらせてんだ。

 次に所持品をチェックされなら、目の前にスピーカーがあり、そこから日本人による通訳をされたんだそうです。さんま師匠は、その日本人に会わせて貰えば自分が何者か分かる、と訴えたものの却下され、その日本人はさんま師匠の「何でやねん」という呟きさえも「Why」と訳す律儀な方だったそうです。どーでもええわ。

 「オーストラリアドルを 1000 ドル以上持っていない」にチェックしているのに持っていたこともあり(何でも「持ってない」にチェックした方が通過がスムーズに行くんだろか)、リップや財布、お年玉に至るまで全ての入手経路・説明まで要求され、いい加減キレてしまったさんま師匠が、「日本円も全て出せ」と言われて「ここにはオーストラリアドルしか書いてないやろ!」と怒ったそうです。

 それがいけなかったらしく、そこで連邦警察出動。ここで高橋愛さんは「何もしてないのに!」と義憤に駆られております。ええ子やね。スーツ来た男達が入ってきて「連邦警察です」と宣告、同じ尋問をもう一度されたんだそうです。さんま師匠はこのときのことを振り返り、

ちょっと泣いてるんですよ

こんなところで初泣き。

 その後、「二日拘留だ」と宣告されるも、現地のコーディネーターの女の人が強引に部屋に入り、泣き芝居をして事情を説明をしてくれたお陰で(その間、さんま師匠は「なんでやねん〜」とうなだれるだけだったそう)、「帰っても良い」と言われたそう。

 が、うなだれすぎたさんま師匠は「帰っても良い」という動作を「留置所に連れていかれるんだ」と勘違いしたそう。結局その場で、取り調べ証拠(後で変な訴訟を起こされないためらしい)のVTRを渡され、無事帰れたそうです。あぁ、確かに今年は良いこと無いと困りますね……。

 因みに、そのVTRには「空港のおばちゃんに食って掛かっていたのに、連邦警察が来た途端しゅんとする男らしくないさんま師匠」が収められてるそうで、さんま師匠曰く

誰が見せるか!

ちょっと観たいなぁ、それ……。

前略のコーナー

 さんま師匠の不幸は空港だけでは終わらず、帰国後アメ車に乗ったら深夜にエンスト起こしてJAF呼んだんだそうです。50 歳って別に厄年じゃないよね……? この不幸具合に「これからどん! とごっつい幸せ来るんちゃいますか?」とポジティブシンキング提案をするショージさんに同調したさんま師匠、

上戸彩裸で部屋にやって来ると思います

そうなったら日本の警察に捕まりますよ?

 ショージさんは既に昨日良いことあったそうで、「オオタ」というディレクターと大阪で食事してたら、オオタが

「今ね、ショージさん来る前にミヤコ蝶々先生と喋ってたんです

ミヤコ蝶々先生は既に故人です。一体何が良いことなのか分かりませんが、この話にさんま師匠は、「この前、俺の番組出たぞ」と「生きてはる」ととんでもないことを言い出します。色んな意味でギリギリの時間帯でありました。結局、この話にオチは無いままメール読みに移行するのでした。

 キム兄辺見えみりの結婚について、芸人界隈では「キム兄は年上好き」で通っていたので、第一報を受けたときはみんなで(みんなって誰?)辺見マリだと思った」そうです。「えみりさんじゃおもろないな」という結論だったとか。人の結婚を面白話にすな。

 キム兄からは電話で直接報告を受けたそうで、その際さんま師匠は「(会見で)笑わせぇよ」と言ったそうです。祝うだけで終えてあげなよ……。

 やはり来た「さんタク」関連のメール。

 まずは、「恋人選び」で選ばれた女性とのその後の展開を訊くメールから。何でも、あの女性はモデルだそうで、なんとさんま師匠の元彼女の親友だったそうです。藤本さん、高橋さん、ショージさん、玉井さん、全員失笑。そういうわけでポシャったとのこと。

 しかも、「恋人選び」で準優勝した女性は、「鑑定団」でアシスタントしてる人だそうで、後日松尾伴内が紹介してきたそうです。松尾は「さんタク」を観てびっくりしたんだとか。

 更に、加藤紀子の結婚相手は木村拓哉の親友だそうで、「芸能界って狭いなー」と実感するさんま師匠。因みに、加藤には「会わせて」と言ったら断られたそうです。理由は「余計なこと言うから」。元アシスタントに信用されてない上、現アシスタントに誰にもフォローして貰えないさんま師匠が哀れです。

 結局、旦那が風邪を引いてると言われたそうですが、さんま師匠は「静かに喋るがな」となおも食い下がったそうです。あんた悪徳業者か。ショージさんは「その風邪当分治らないと思いますわ」、玉井さんは「 4 〜 5 年は治んないですね」と旦那に同情します。そして藤本さんと高橋さんは、玉井さんのを受けて

「 4 〜 5 年! 長い!」

綺麗にハモるのでした。

 お次は、お待たせ「逃した魚は大きいぞ〜♪」と歌った件。メールの

「ヤン土では『お前らのCDなんか要らん!』と言っているさんまさんですが、愛ちゃん、ミキティ、安心して下さい。さんまさんはちゃんと聴いています

という文章が好きな子にイタズラする小学生のようなさんま師匠像で可笑しいです。藤本さんと高橋さんのリアクションは意外と薄目でしたが。

 藤本さんは放送観ていないものの、「節子もやってた」と噂で聞いたんだそうです。どんな情報網だ。因みに、藤本さん曰く、さんま師匠はこの曲を掛ける度に「そうだそうだそうだ」とか口ずさんでたそうです。おお、意外な姿。

 宮古島での軽トラの映像が、さんま師匠の周りで評判が良かったんだそうです。特にドラマ班で好評だったそう。高橋さんもそこは観たそうで、曰く

売れますよ軽トラ

さんま師匠も久々に見た目で真っ当に誉められて「カッコええやろ俺、ああして見ると」と調子乗っております。

 が、話題がさんま師匠の選曲したGREEN DAYが好評だった、というところに及ぶとさんま師匠は

「昨日もキャバクラでその話題持ちきりやった

と発言した途端、地引き網のように引いていく藤本さんと高橋さん。さっきまであんなに誉めてたのに、「昨日も行ったんですか……」という声に、明らかな侮蔑の色が浮かんでおり、さんま師匠も思わず

すいませんでした

自戒なさい。

 高橋さん出演の「天下騒乱」。「どうしてもおデコに目が行ってしまう」というメールに、「まだ観てない」と答える高橋さん。何でも「怖い」んだそうで、さんま師匠は

「俺の連邦警察のVTRと一緒やろ?

男の恥と同列扱いされるテレ東新春時代劇。

ヤン土ボケ講座 featuring ショージ

 このコーナーになった途端、うんこしたくなるさんま師匠。特殊な磁場があるコーナーのようです。ショージさんの計らいで、うんこに行ったさんま師匠。そういうわけで、判定人が居ない状態でやることに。

 「 2006 年は変わる」を合い言葉に、頑張る三人……の予定が旧年以上にグズグズに。藤本さん・高橋さんは勿論、ショージさんも好回答ゼロです。しかし、さんま師匠が居ないので互いにフォローし合いで、完全にぬるま湯です。いいのか。いいのかこんな 2006 年。

 さんま師匠がうんこから帰ってくると、「バッチリでした!」と大嘘を全員で吐くという恥知らずな行為をした後、二題目でしっかり絞られる三人。

 しかし、最後のお題では高橋さんが異様に従順になり、「展開が大事」と言われれば「展開です」と連呼する訳の分からないことをしている内に、たまたま間が合って、偶然ながらも「マシだった」と誉められるのでした。新年の幕開けとしては、丁度良い案配でしょうか。

 この後、「直感2」が、さんま師匠が歌ったお祝いかどうなのか、珍しくフルで掛かりました。

リスナーを癒せませんのコーナー

 コーナー始まっていきなり、「ニューヨーク土産」を取り出す高橋さん。何でも、正月のコンサート終わった後、お母さんと三泊のニューヨーク旅行に行ってきたそうです。忙しいなー。色んな装飾が施されたゴルフボールらしいです。ショージさん曰く、

「貰ってもあんまり笑顔出ない

「一生懸命選んだのに!」と拗ねる高橋さんでした。

 コーナー自体は、今年も絞られっ放し。その上、藤本さんが指導されてるのを笑って見ていたことを注意された高橋さんが

「いや、ほころばしいなと思って

とうとう日本語さえまともに喋れなくなってきて、いよいよ末期です。ニューヨーク病でしょうか。

 高橋さんのポンコツぶりはここでは留まらず、さんま師匠に藤本さんが「田舎もんが!」と罵られると高橋さんは

そりゃーしょーがない

昭和のいるこいる師匠チックに納得し、「東京人は違うんですか」とまともに質問してきたので、怒れるさんま師匠は

「田舎とか都会とか関係ないねん!」

自分で言い出したことを自分で否定してしまうのでした。因みに、これに対しても高橋さんは「そーですかー」と近年稀に見るテキトーな返事。何? やる気無いの?

 最終的にさんま師匠は、高橋さんに「リスナーの名前を読み上げる時点でもうアカンわ」と元も子もないダメ出しをされ、八方塞がりの末、高橋さんはオカマ化するのでした。

 散々な出来に「 2006 年、女にするにはどういう手立てがあるか」と悩み出すさんま師匠。そこでショージさんは

チャーハンで炒めましょうか?

塩味でやっちゃって下さい。

カラオケBOXさんちゃま

 「夢の中へ」の替え歌で、「デコの広さ」。

 放送で「デコが広い」と散々歌われ、リスナーからは「ドラマの内容よりデコの広さが気になる」と書かれ、散々な目に遭っている高橋さんを気遣って(?)、さんま師匠はこんな一言。

女だなぁ〜!

高橋さんのふくれっ面が目に浮かぶようです。かーわいいー(←?)。

エンディング

 あまりに癒せない二人に、さんま師匠はこう提案。

「男作って、どっかにシケこめ

まだ捕まり足りませんか?

 ニューヨークのブロードウェイで、「プロデューサーズ」「シカゴ」「オペラ座の怪人」「ブルーマン」を観てきたという高橋さん。英語分かるのかしら。因みに、さんま師匠も毎年ブロードウェイに行ってますが、その際話の内容はなんとなくで掴んでるそうです。

 さんま師匠は「何でそんな古いものばっかり観に行ったん?」と疑問に思いますが、高橋さんに「好きな奴観たいじゃないですか」と言われて

「そらそやなぁ」

何故か藤本さんが「どっちなんですか!」とツッコむのでした。何だこの構造。

 高橋さんは自分でパソコンを使ってチケットを取って観たかったんだそうです。何でも、今はプリントアウトしたチケットで入れちゃうんだとか。わーおIT時代! 日本もそうなればいいのに。難しいか。

 が、さんま師匠は

高橋が何を言いたいのか分からない

絵に描いたような機械音痴なのでした。それなのに、この間の「さんまのまんま」ではケータイの便利さを説いたりしてたわけで、人とはつくづく分からないモノだな、とよく分からない締めで今週はさようなら。