「今年も生だよ!芸人集合 2006年最も売れる吉本No.1伝説」

 今年も一発目から「無意味」「下劣」「馬鹿」の三拍子揃った最低の番組でした(誉めてます)。

 ミズノゴロシやおかんの写真とかバッファロー吾郎・木村による昭和風前振り付き歌謡ショーとかケンドーコバヤシ脚本によるエロドラマだとか、年明けのド深夜でしか絶対許されないユルユルの企画満載。挙手ひとつにボケ合ったり、次長課長だのオリエンタルラジオだのレギュラーだのロバートだのキングコングだの、今をときめく人気者勢揃いなのに、フューチャーされるのはリットン調査団だったりたむらけんじだったりする辺りも最高。

 ただ、ひとつ気になったのは、この番組って基本的に観客も芸人も完全に躁状態で頭のおかしいテンションなのに、時折挟まる「ネタコーナー」では異様に観客のテンションが低いこと。まぁ、深夜 3 時とか 4 時だからそれぐらいが普通かも知れませんが(それまで番組がテンション高すぎるのもあるか)、普段ならしっかりウケるネタをやっても、軒並み「ややウケ」ぐらいになってたのが若干気の毒でした。まぁ、そこは本編でみんな取り返してましたけど。