「ヤングタウン土曜日」
オープニング
忘年会三昧のさんま師匠。先日の忘年会では、カマ社長ことトミーがやはり男であったことが判明。何でも、好きだった女性に結婚され、失恋で荒れていたときに忘年会に参加、その席で隣の女性にキスしようとしたり、いつの間にか「俺はマジだよ!」と言い出したりと、 20 年以上続けたカマキャラをその夜は捨て去っていたのだとか。
それを聞いて、ショージさんも「(レイザーラモン)住谷君も演じ上げるのは辛いと思う」とHGを例にカマに同情。さんま師匠も同情しますが、そこに突然玉井さんが「この間『さんまのまんま』観たんですけど……」と乱入、
「師匠、遅いですね腰振るの」
曰く、「お子ちゃまにしか見えませんでした」。観てない方に説明しますと、全身痙攣を思い浮かべて頂けると近いかと思います。「あの動きだけは出来ない」と思い出しながら残念がるさんま師匠の話に、ただ一人「へぇ〜」と感心している藤本美貴さん。興味がおありで?
前略のコーナー
藤本さんが 4 冊目の写真集「シェリー」(尾崎豊?)を発売。その写真集を眺めながら、やっぱりあの件に触れるさんま師匠。「ちっちゃ!」と声を張り上げた後、続けて
「K-1の角田さんより胸ちっちゃいよね」
「内山の胸揉んでる方がええよね」
とボロクソ。しかし、もう諦めてるのか「分かってるんです」「やっとこさ」と特に否定するでもなく返答する藤本さん。前回の写真集のとき、「胸が歌舞伎揚げ」と言われたのが大分効いてる模様です。
途中、「これええなぁ!」と一瞬誉めたものの(そして藤本さんぬか喜び)、「もうちょっと胸が……」と惜しがるさんま師匠。曰く、「見る分には胸は重要」とのこと。故に、ちょっと前屈みになるショットを見つけては「大きく見せようとしてんの?」とゲラゲラ笑って小馬鹿にするさんま師匠に、何故か高橋愛さんが
「失礼しちゃう」
お前はお母さんか。
しかし、写真集自体の出来は好みのようで、色んなショットを見つけては「これええわ」と誉めるさんま師匠とショージさん。遂にはこんなことを言い出します。
「写真集の藤本やったらええけどな、目の前の藤本は……」
そんな藤本さんファンに殴られそうな発言などしつつも、「やっぱええ顔してるな」誉めると藤本さんは「今回は大人っぽく……」とまさかの肯定。さんま師匠も「否定せぇへんね」とびっくりです。ちょっと調子乗ってるフジモン?
今回撮ったカメラマンが女性とのことで、「やり易かった」という話をしていると、ショージさんが「さんまさんに撮って貰えよ」と提案。昔、番組企画で宮前真樹の写真集を作った経験があるさんま師匠は「写真はアップしかあかん」という拘りがあるそうです。一般的に、それは素人考えと呼ぶと思われますが、そのお陰でさんま師匠が撮ったいまるさんの小さい頃の写真はとても良いんだそうです。そりゃあ、あんたが見れば良いだろうよ、というのは禁句です。
そう言われて、「じゃあ、次回お願いします」とテキトーに流す藤本さんと、そしてその隣で大真面目に「見たいです……!」と呟く高橋さん。そんな高橋さんに、ショージさんは
「何で見たいねん!」
自分で提案しといて……。
いまるさんがカナダから帰国したのに関わらず、再三「帰ってきたら連絡を入れろ」全く連絡を入れてくれなかったそうで、さんま師匠はいまるさんに怒りの電話を入れたんだそうです。が、返ってきた答えは
「悪い?」
実の娘に完敗したためか、「あの親子は自分の都合がいいときは全く入れない癖に、都合が悪くなると電話してくる」と愚痴りまくるさんま師匠。
しかし、どんどん親離れが進んで友達の方を優先し始めているいまるさんに寂しさを感じているそう。対して二千翔さんはもの凄く気遣いの人のため、「最初の一時間だけは居る」とかしてくれるらしく、逆にさんま師匠の方が申し訳なく思ってしまうんだとか。く……苦労人……!
「これは嫌ですね」となどと言いながら、「年が明けたらすぐ(カナダに)帰る」とポツリと言いながら「う〜ん……」と一瞬黙ったさんま師匠、その顔を見て何か思ったらしく「フフフ……」と笑う藤本さん、というこの番組にしては珍しくさんま師匠を中心にした微笑ましい光景が展開されるのでした。
今年を表す漢字が「愛」に決まったとのことで、リスナー曰く「我らが高橋愛ちゃん」に「今年起こった特別なこと」を訊くメールが到着。が、一言目が
「あんまり覚えてないんですよね」
と今後の展開が全く期待できないもので、案の定その後も「 19 歳になりました」「人差し指の爪が取れました」(それって大怪我じゃ……)等々、小粒にも程があるエピソードしか出てこない高橋さん。
そんな高橋さんにイラついたさんま師匠は、こうリスナーの希望を代弁。
「こんな下着買ってみましたティーバックを初めて履きましたとかそういうのを望んでんねん」
この勝手な妄想を聞いて、改めて高橋さんが捻出したのは
高橋「前髪を伸ばしてます!」
村上「うわっやらし!」
高橋「ですよね」
村上「こらこらこら」
お前ら揃って滝に打たれてこい。
このやりとりで苛立ちが更に増したさんま師匠、「誰かにプロポーズされました、とか」と無茶な要求をし出します。が、それでもマイペースな高橋さん、
「分け目変えた、とかですか?」
と発言、さんま師匠は手を上げそうになるほどに苛立ちが増加します。しかし、急に先週の出来事を思い出したさんま師匠とショージさんは、高橋さんの弱点を攻撃することに。
さんま「デコ焼くぞ」
村 上「広いデコ焼くぞ」
この小学生ライクな攻撃に、「今日眉毛無いからホントヤバイんです」と怯んだ高橋さん。その隙を逃す筈もなく、更に追い打ちを掛けるようにさんま師匠、
「コーンヘッド!」
と大笑い。
完全にいじめっ子といじめられっ子の図式になったさんま師匠と高橋さんの間に自然と立つことになってしまった藤本さんは、さんま師匠の様子を見て「喜んでる……」と苦笑い、そしてどうやら凄い顔になってるらしい高橋さんの顔を見て
「ほら怒ってる! 怒ってる!!」
とさんま師匠に忠告。まるで、昔の小学校時代の教室を見ているようです。
このフォローに救われたのか、高橋さんは「コーン好きなんで」と、「お前の母ちゃんデベソ」と言われた子が「デベソだもん」と開き直るような(分かり難い例えで申し訳)反撃を試みますが、ここは大人な藤本さん、そっと高橋さんに
「でもコーン・ヘッドだよ?」
お前どっちの味方だよ。
そんなわけで、今年は何にも無かったと言う高橋さん(と藤本さん)に対して、ショージさんは「今日面白いことあった」と胸を張ります。その内容は、パンを一斤買ってカモに餌あげてたら、そこに居たおっさんに「俺にも一枚くれ」と言われてあげたという、何故だか分からないけれど涙が出そうなエピソード。ショージさん……餌あげるのは鯉だけにして下さい……。
藤本さんが某雑誌のインタビューで「自炊ばっかりしている」と答えていた、というメールが到着。が、藤本さん曰く「御飯を炊いたり、味噌汁作ったりするだけ」とのことで、後のおかずは冷蔵庫にあるもので済ませてしまうそう。例えば
「明太子とか」
酒豪?
そんな状態故に、「米ぐらいは炊ける」という藤本さんの発言さえ疑い始めるさんま師匠。「研いでないやろ?」等と言い出すさんま師匠に、若干ムキになった藤本さんは「出来ます!」「水でします!」等と大声張り上げます。まぁ、貧乏の子だからね(←勝手なイメージ)。
が、「何の米使ってんの」という質問には「お母さんが買ってきた奴」としか答えられない藤本さん。しょうがないので(?)、ショージさんに「何米使ってるの?」と訊いてみると
「てんてこまい」
失笑する一同の中、高橋さんだけが唯一「大変、忙しい」と不思議な反応をするのでした。お前はショージさんを潰す気か。
ヤン土ボケ講座 featuring ショージ
今年残り二回なのに、全く勉強しない二人に開始早々イラついてるさんま師匠。「いつも怒られてるの分かってるよね?」と高橋さんに釘を刺しますが、今回問題だったのは藤本さん。
「でこっぱち」というお題で、リスナーが「でこが広くて得することは」「これから挙げる三つです」と言う非常に分かり易いフリを作ってきたために、作り易いかと思われましたが、ショージさんと高橋さんが順調にこなす中、オチ担当となった藤本さんだけは
「ちっちゃいおっぱいです」
と決め打ちの捨て身ネタという二重に最低な回答。しかも、これを言った後自分の胸を隠すという訳の分からない行動に出たために、キレたさんま師匠は大声で
「そんだけ言うなら胸見せ!!」
威張るな。
その後も、興奮しすぎて涎が垂れてしまうという失態を犯す藤本さんに、さんま師匠は「写真集出したからって浮かれんな」「写真集誉めたのがいけなかった」と後悔。そこでさんま師匠は
「写真集よりこっちをやる女が好きやねん!」
と宣言、その横で久々に誉められて浮かれてる高橋さんにも「ちょっとだけ良かっただけや!」と再び釘。
しかし、この日の高橋さんは調子良いらしく、二題目でも好回答。終いには「勉強してる!」と誉めたショージさんに
「ショージさんのお陰です」
と返せるほどの余裕までが生まれています。
高橋さんに力を吸われたのか、藤本さんは不調続き。全く良い回答が出ません。そこでショージさんは「ウチに通うか」と訳の分からない提案をします。高橋さんも「一番良い!」と同意。お前はショージさんのサクラか。
そこで、二題目もやはりダメダメだった藤本さんは、ショージさんに「(通いに)行きますか?」と打診。するとショージさんは
「なんぼくれんねん!」
と大人として最低な質問をします。藤本さんはそれに対し間髪入れずに
「 2000 円」
と妙にリアルな数字を提示。これには「行けるか!」とキレたショージさん、大人らしく怒るのかと思いきや
「もう千円無理か」
吉本興業はショージさんの尊厳を守れるぐらいの金額あげて下さい。
こんな調子のショージさんですが、三題目で失敗し続ける高橋さんには「それは別のときに使いな?」「次はしっかりやれよ?」等と、孫に接するお爺ちゃんのように優しく接します。これに不満を覚える藤本さんでしたが、ショージさんの「調子よかったから」の一言でグゥの音も出てこないのでした。
しかし、その優しくした高橋さんに翻弄された形でうんこネタに走ってしまうショージさん。そのフォローを藤本さんにして貰うという非常にカッコ悪い形で終わります。
さんま師匠は、これだけ不調だったのにも関わらず、普通に曲を掛けようとする二人にキレ、「今度ダメだったら曲流さない!」と宣言。アップフロント的には死活問題なこんな宣言を以て、今年最後の藤本・高橋コンビによる「ボケ講座」は幕を閉じるのでした。果たして来年からはどうなることでしょう。どうにもならないとは思いますが。
リスナーを癒せませんのコーナー
写真集を出した人恒例、「写真集を見ながら台詞を聞く」を実行するさんま師匠。が、先の「ボケ講座」で散々イラつかされた所為か、写真集を眺めながらさんま師匠
「何写真集で笑とんねん腹立つ」
と久々にとんでもない言いがかりを付けてしまいます。そんなわけで、笑ってない写真を見ながら聞くことに。しかし、さんま師匠の思うようにいかない藤本さん。次々写真を変えては挑戦させますが撃沈。高橋さんの方は台詞に恵まれてないと一刀両断とコーナーが全く上手く回りません。
二題目では、藤本さんに写真を指定させ、「それを年末にあげろ」ともうよく分かんない事を言いだしているさんま師匠に、今更ながらちょっと引いちゃった高橋さん。その高橋さんに「コーナーや!」「仕事や!」とフォローするさんま師匠が虚しいです。
その高橋さんの二題目は「すごいんだから」。これが、なんというかおっきい大根が穫れた農家の人のような台詞になってしまい、さんま師匠は「マイケル・ジョーダンの凄い切れ込みを見たときを思い浮かべて言え」とアドバイス。そこから出てきた高橋さんの答えは
「うっわあぁ! すごいんだから!」
もっと大きい大根穫れました。
エンディング
「リスの日」プレゼント応募要項の読み上げがたどたどしすぎる二人に「もっと勉強するべきことが沢山ある」「生き様がなってない」とダメ出しするさんま師匠。もうなんか面倒臭くなったのか、そのダメ出しにも「はい」としか言わない二人。
しかし、さんま師匠が「生き様がしっかりしてくれば写真集も変わってくる」と言い出し、続けて
「胸ももっともっと……」
と根拠ゼロのことを言い出すと、藤本さんは
「生き様で大きくなりますかね?」
と反応。が、さんま師匠が与えたアドバイスは「なるべく見せるようにせぇ」で、ショージさんに至っては
「Mステのリハとかで……」
警備員に捕まりますよ。
来週は柴田あゆみさんと村田めぐみさんなので、藤本さんと高橋さんの出演はこれが今年最後。その上、さんま師匠とは今年はもう会う予定が無いと判明し、さんま師匠は新たな事実に気付きます。
「俺、Mステの司会ちゃうもんなぁ」
なりたいのですか。
そう言う訳なので、どさくさに紛れて「今年のクリスマスプレゼントは無しということで!」と宣言するさんま師匠ですが、流石は貰えない慣れしている高橋さん、間髪入れずに
「お年玉とまとめてくれたって」
こう言っちゃなんですが、より可能性は低いかと思われます。来年は色々貰えると良いですね……。