「お笑いLIVE10！」

　選者は井川遙。

　今までランキング形式で登場していたのが、今回から一気に全員登場させてから、後で順位を発表する形式に。お陰で途中に「アピールコーナー」が。まぁ、時間無さ過ぎてアピールらしいアピール出来てなかったけど。しかも、そんな中でやったのがインスタントジョンソン・杉山の「シガニー・ウィーバーのモノマネ」で、スタジオで喜んでるのが今田しか喜んでないという壮絶な新コーナーとなっていました。

　まちゃまちゃの新ネタ（？）、とろサーモンのコント、久々の佐久間一行とイシバシハザマ、初見のフラミンゴと、結構棚ぼたが多かった回。

　まちゃまちゃは、ラジオDJでハガキに答えながら、あるフレーズに当たると美空ひばりの歌を歌い出す、という渋すぎる一人コント。しかも衣装がシルクハットにタキシード、顔は微妙に白塗り、という子役の頃の美空ひばり仕様。でも、顔真似すると美川憲一化。どうしたいんだ。どう考えても世代じゃない筈なのだけど、何故このチョイス……。ネタ自体はともかく、そこがなんか可笑しかったです。元々こっちが持ちネタだったのかな？

　とろサーモンは教室コント。「すかし漫才が大ブレイク！」みたいな煽りで紹介されたのに、それを爽快に無視という姿勢が素晴らしいですね。っていうか、事前に何のネタやるか知ってるだろうに、そんな紹介してやんなよ。コント自体は、すかし漫才での人間関係そのままですかさない、みたいな感じ。面白いけど、こういうコントやらせたらもっと上手いコンビ居そうだなーとも少し思いつつ。

　イシバシハザマは、「お笑い登龍門」が終わって以来とんと見かけなくなってた（「オンエアバトル」「笑いの金メダル」観てないので）ので、嬉しかったです。ネタ自体はどれも観たことあるものの面白かったですが、やっぱり何度観ても「○○みたいになってる」みたいなネタには違和感感じるなーと。佐久間は、「メンB」が終わって以来。久々だな！

　で、初見のフラミンゴ。折角のこういう企画なんだから、こういうゴールデン初登場のような芸人は大歓迎です。が、このフラミンゴは……教室コントで、先生が生徒にモノマネを振るというそのプロットからして個人的に「ん〜……？」って感じなのですが、そのレパートリーも「TUBE」「ミスチル」と色んな意味で勇気あるチョイス。その上、どれも似方が微妙

　一番困ったのは、先生役の人がなんかキャラ強そうなのにも関わらず、何にもしないというところ。モノマネを振るだけ振って終わってしまって、なんか勿体ないなーなどと思ってしまいました。何故ここを選んできたんだろう……。

　まぁ、それはともかく、これからもこうやって無名芸人がガンガン出るようになってくれると嬉しい限り。宜しくお願いします。