「ヤングタウン土曜日」

 フジテレビの千野アナが結婚するということで、その旦那に挨拶がてら会ってきたというさんま師匠。福田元首相の孫で、ゴールドなんたら(酷い)という証券会社の人でとんでもない出世している 38 歳で、とてつもない好青年だったそうです。

 さんま師匠以外にも、色々とエリートな人たちが居たらしく、その人らの日本を動かすプロジェクトな話を聞いてきて、すっかり自信を喪失したさんま師匠。ショージさんは

「日本動かしてるか知らんけど松尾伴内動かしてる方がステキよ?

とか

「そんなのよりカラオケで歌てるあなたの方がステキ

と励ましますが、さんま師匠はもう立ち直れないほど打ちのめされた様で、「昨日、一生懸命ネタ考えてたけど、それはバカのやることです」と自分の職業を根底から否定し始めます。ショージさんやアシスタント達からいくら励まされても、

「そういうのに会えばそっちの方が好きになんねんどうせ!

お金持ちの同級生に対して嫉妬する貧乏な中学生みたいなことを言い出し、終いには、

「もうお前ら、俺らを観るな

と言い出す始末。曰く、「俺らを観てたらもうアカン」そうです。「こんな人生ではあかん」と一体何度目かの反省を繰り返すさんま師匠。

 トドメは、「マンション探すなら俺のとこ来いよ」と格好良く決めた千野の旦那さんと、真夜中に地震が起きたとき子供をほったらかして逃げてしまったさんま師匠との対比。逃げ出したさんま師匠は、帰ってきて起き出してきた奥さんに「そんなつもりは無かったんけど……」と言いながら足の裏拭いてたそうです。あぁ、やべぇ、フォローのしようがねぇ

 そんな、珍しくさんま師匠が自信を喪失していたため、こんなネガティブ話が続き、今週のゲストである小川麻琴さんが紹介されたのは放送開始 13 分後でした。しかも紹介のされ方が「お前や誰や」。新記録まであと一歩です。

 因みに、僕の知る限りこの最高記録は、オープニング中ずっと居ないことにされた上に、「前略のコーナー」に入っても特に触れられなかったというある種凄まじい存在感だったカントリー娘・あさみさんです。

 その小川さんは髪の毛まっ金金で、さんま師匠曰く「顔がちょっと大人になった」そう。それを言われると小川さんは「どうもありがとーございます」とすげーユルい声で返事。さんま師匠、

「……お前もアカンなぁ

玉井さん曰く、小川さんは「こっち側の人」だそうです。

 しかし、そう言いつつもさんま師匠は相変わらず落ち込みっ放し。「人間として終わり」「お前らたけしさんとか所さんとかと仕事しろ」「俺のことはデビューしたてのコメディアンと思ってくれ」とネガティブな発言のオンパレード。あまりにネガティブなので、高橋愛さんに

どうしたんですか一体

割と本気で心配されるのでした。まぁどうせ、来週には忘れると思いますけど。

 「前略のコーナー」で、リスナーからのメールで「寛平祭りに行きました」という一文を読んだだけで「読みたくない」と沈むさんま師匠とショージさん。ショージさんに至っては「恥ずかしい……」と呟きます。ショージさんが恥ずかしいって、こりゃ相当です(酷い)。

 その真相は、「寛平祭り」にて先週言っていた「卒業写真の首から上が蛇」というネタをやったところ、芸能生活で一番スベったそう。さんま師匠曰く、「それを観せたらボケ講座で説教出来なくなる」、ショージさん曰く「恥ずかしいを通り越して訴えたい」ほどスベリ放題だったそうです。

 その理由は、「蛇」のネタ直前にやった、寛平さんが持ってきた最高に薄っぺらいコント。その内容は、モーニング娘が番組でやる簡単なコント程度の薄っぺらさだそうです。うわぁ、そりゃ酷い……。さんま師匠、かいたことのない汗を大量にかいたそうです。そこでやめときゃいいのに、ショージさんが強引に「蛇」のネタに入り、さんま師匠が「北海道でっかいどう」のネタ振りしても無視。結局、打ち合って共倒れだった模様。

 そんな、天下の大師匠二人がスベり倒した話大喜びで聞く藤本美貴さん。「みた〜い」「おもしろ〜い」という言葉の端々と、その含み笑いに確かな悪意を感じます。その藤本さん曰く「ドキュメントで観たい」だそうで、お前、嬉しそうだな。

 その後、暗転してそそくさと袖に戻ろうとしたらすぐに客電が点いて、その上寛平さんからは何の挨拶もないという凄惨極まりない舞台だったそうです。次回は絶対に自分達が演出することを決意するさんま師匠でした。寛平さん………。

 ナインティナイン・岡村が、ゴルフで番組のお陰か初心者にも関わらずスコア 102 で回ったそうで、「立派」と珍しく誉めるさんま師匠。対して、リスナーから「ゴルフと言えばミキティ」と大いに分不相応なレッテルを貼られた藤本さんに対しては、

やめてしまえ!

と相変わらず叱咤します。仕事絡みじゃなきゃやらない癖に、凄い先生から教えて貰っているというナメきった態度が腹が立つそうで、どさくさに紛れて

村上「クラブくれ!
玉井「バッグくれ!
村上「手袋くれ!
村上「全部くれ!

見苦しい雑音を挟みつつ、さんま師匠は「ゴルフ好きじゃない癖に!」「好きだったら研究する」と至極当然のことを責め続けます。「やります」と口だけは言う癖に全く行動に起こそうとしない藤本さんに、最終的に

邪魔

と宣告するのでした。いい加減真面目にやりなさいよフジモン

 その流れで、不機嫌なまんま小川さんに「趣味とかないの?」と質問。小川さんはカレー好きだそうで、食べ歩くことが好きなんだそうですが、途中から急に「ナンが好き」と言い出し話がごちゃごちゃに。小川さんは要すると「カレーライスも好きだし、カレーにナンを付けるのも好き」ということなのですが、小川さんが死ぬほど説明が下手なため、さんま師匠には全く通じず。「こういうポリシーの無い奴嫌いやねん」とキレられます。

 その上、高橋さんが「香辛料が好きなんだよね?」と余計なフォローを入れたために話はもう軌道修正できないほどごっちゃごっちゃに。終いには小川さんが「グルメじゃない」と言い出して、キレたさんま師匠、

「お前もカレー止めろ

食ってもいいけど、これからはこっそり食いなさい

 更に不機嫌になったまま、次に高橋さんに訊くと

トイレを綺麗にすることです

一瞬糞尿ビチビチなのかときったない光景が浮かびますが(浮かばない)、実際はポストカードや絵を飾るのが好きなんだそうです。ようやくまともな話(高橋さんで話がまともになるのも皮肉ですが)になったため、さんま師匠に悪い病気が発症

 ショージさんが振ったために、「一日で電光が朝〜夜と変化する絵」をあげると言い出すさんま師匠。本当に悪い病気です。全然関係ないけど、それ僕が通ってた中学の理科室に飾ってあったよ。誰も分からない話で申し訳ないですけど。

 が、いざ高橋さんが「下さい」と言うと、「iPod使ってんのか!?」と理不尽にキレるさんま師匠。終いには「返せよ!」と言い出します。パソコン持ってない癖に。「持ってこい」としつこく言って、ようやく持ってきたと思ったら今度は「返せ」と言う、その恐るべき理不尽に、流石のショージさんも呆れるのでした。

 松平健さんの再婚相手は、昔さんま師匠がやっていた「花の駐在さん」でマドンナをやっていた人だそうで、当時を振り返ると「誕生日プレゼントをやった」そう。そこにしっかり食い付いたのは未だに約束のランジェリー貰ってない藤本さん。因みに、玉井さんには昔現金をあげたそうで、それが 10 年分だそうです。衝撃の事実に玉井さんも素で「えーーっ!」。

 しかし、藤本さんは「くれ」と言う割に、さんま師匠が「サイズを教えろ」と言うと恥ずかしがって教えません。そんなんじゃ貰えるわけないのですが、藤本さんは「見たら分かるって言ってた」と欲しいんだか欲しくないんだか分からない発言を繰り返します。しかし、自分から言い出したくせに、さんま師匠は「お前ちゃっちぃやろ!」と言いがかりながらもその通りなことを言うと、藤本さん、

「ちゃっちくないですよ。ボーン! ですよ」

フジモン嘘はいけないよ(酷い)。

 それじゃあ埒が明かないので、さんま師匠は採寸方法を色々提案。メールで教える、手で計る、ハグで計る、そして最終手段は「タッチ」の主題歌に合わせて採寸。唯一、それが何なのか分からない小川さんが「何ですかそれ?」と興味を示すと、さんま師匠、

「……やったろか?

その一瞬覗いた変態おじさんに対し、「ダメですよ!」と割と本気で庇う藤本・高橋コンビでした。お前ら、さんま師匠なんだと思ってんだ。

 以前、ダブルユーが絶好調だったために、レギュラー全員格落ちとなっている「ヤン土ボケ講座 featuring ショージ」のコーナー。今回初参加の小川さんは、決して良い成績とは言えないものの、さんま師匠の忠告をしっかり受け止めてちゃんと再現する辺りは、勉強熱心な姿勢が伺えます。それだけですけど。小川さんならもう少し出来ると思ったけどなぁ……。

 そんな小川さんに対して、絶不調だったのはベテランプロのショージさん。さんま師匠から怒られるのはいつものことながら、今週は高橋さんや藤本さんからも「同じじゃないですか」「ダメじゃないですか」とまともな説教を受けるという惨状。しかし、スベり慣れしすぎたベテランは今週も超強気で「しっかりやれよ!」「足引っ張りやがって!」とのたまっております。

 最終的には、さんま師匠に「今日は新人ばっかりで……」とまとめられ、ショージさんの「ちゃうやん」という否定は虚空に消えゆくのでした。来週は宜しくお願いしますベテランプロ。

 最近誉められたのって誰だろう……と思い出すと田中れいなさんまで遡らなきゃならないという(後藤真希さんは例外として)惨状続きの「リスナーを癒せるかな?」のコーナー。今週は、素人目にもダメだということがありありと分かる小川さん参加ということで、何にも期待できない回であります。

 その低すぎる期待さえクリアできない一同。最も酷いのはやはり小川さんで、最初の「どうしていいかわからない」という台詞を日本に来て 2 年目ぐらいのフィリピン人みたいなイントネーションを電子音声みたいな調子で殆ど投げやりにしか聞こえない感じで言ったため、さんま師匠怒り爆発。

煙草で焼いたんねん

殺人未遂宣言です。衝撃的なのは、その小川さんは「癒してる」と思ってる上に「かわいい」と思われると思い込んでること。言い直しても、今度はさんま師匠曰く月曜ドラマランドにしかならず、呆れたさんま師匠、

「お前、赤いシリーズ出ろ

いきなりでかいな。

 小川さんは終始そんな感じ。高橋さんは変態お兄さんみたいになり、もう救いようがない状態に陥ったとき、その二人を完全イエスマンとして従えた藤本さんが、最終兵器「南ちゃんのモノマネ」でなんとか名誉挽回。

 その後、学習能力だけは高い小川さんが、僅かながら向上。高橋さんは相変わらずで、頑張った足跡しか見えないという良いんだか悪いんだか分からない状況、藤本さんはモノマネ以外は惨敗ということで、優勝は小川さんとなるのでした。うわぁ、何て低レベル。ショージさん、改善策として

「もうドラマ出るしかないか!

ショージさんにそんな権力があればなぁ……(哀愁)。

 「アルプスの少女ハイジ」の替え歌を歌ったところ、内容よりも高橋さんの歌の上手さに全員が感心するという謎の展開になった「カラオケBOXさんちゃま」を経てのエンディング、再びネガティブスイッチが入ってしまったさんま師匠、4 年振りの出演に関して

「最初よりは喋れたような気がします」

という小川さんの言葉を「最初は緊張したけど、今は『なんだ、さんまだ』っていう感じになったわけ?」と曲解。またしても「もうアカン」「やめたほうがええ」と繰り返すさんま師匠に高橋さん、

「これからも付いていきますちゃんと」

ええ子や……。しかし、そんなええ子にさんま師匠が送る言葉は「楽天についていけ」なのでした。誰か! さんま師匠に社会的地位を!!

 頭がド金髪な小川さん。別に新曲絡みというわけでもなく、趣味だそうです。髪型に関しては、メンバー内でマネージメント側から五月蠅く言われる人と言われない人が居るそうで、小川さんは言われない人だそうです。小川さんがふと不安になって「見放されてるんですかね?」と割と哀しい疑問を投げかけるとさんま師匠、

「……そやろなぁ

あんた、人の不安はフォローしないのな。

 しかし、実際小川さんは、マネージャーさんに髪型を相談すると「豹柄にしちゃえば?」などと言われるそうです。もうちょっと気を遣ってやれよ……。因みに、現在の小川さんの髪型は、染めすぎて髪が痛みまくって、毛がオバQみたいになってるそうです。わかんねぇよ。

 髪型に関して五月蠅く言われる人ってのは、例えば誰なんだろ。個人的には、髪長い人たちには、出来れば一回ぐらいはショートを披露して貰いたいものですが。例えばこ(略)。あと、安倍なつみさんは髪を切れ(by オオカミ少年)。そしてヤンタンに戻ってきなさい。