「交響詩篇エウレカセブン」
面白い!!
期待していたレントンとエウレカの再会は、もう期待通りの出来。「なんでレントンはエウレカの位置が分かったの?」とか、「メキシカン夫婦性格変わりすぎじゃね?」とか、「チャールズの最後の一言は余計だろう」とか、またしても説明無しのキーワード投げっぱなしだわと、ツッコみたくなるところや不満な点はあることはあったけど、それでもエウレカの決心と、レントンの成長が上手く交錯して、とても良いエンディングでした。
何より、レントンの「顔」が良かった。窓から見えるレントン、ホランドの前に立つレントン、エウレカを迎えるレントン、闘うレントン。どれも凄く大袈裟なぐらい凛々しく描かれてて、つい最近まで何でも泣いて済ませて、ただ大声張り上げてたウザいガキの成長ぶりが画だけで分かる作りになってて感動します。顔だけ見て、視聴者が「おお、こいつは成長してるぜ……!」と思える、こういうのはアニメの強みだよなー。実写ではなかなか難しいところ。
対してのエウレカの顔も、子供達への顔、ホランドへの顔、レントンへの顔としっかり描き分けられていて、こっちも画でしっかり心情の移り変わりが読み取れるようになってて良かった。ただ、そのお陰で不必要なぐらい自分の心情を説明する台詞が鬱陶しかったけど。レントンとの会話以外は、エウレカに関しては台詞半分でも良かったなー。レントンの台詞は、顔の凛々しさを後押しする凛々しい台詞連発で良かったんだけど。
そこに加えて、相当久しぶりのロボットアクション! ニルヴァーシュは勿論、伊達男の青い機体の急降下ブースト! そしてエウレカ vs 青い機体! やべーカッコ良すぎるぜー!(頭悪すぎる感想で申し訳ない)でも、そのオチが相変わらずの謎の力ってとこにもう萎え萎えですけども。これまでに、この力が何なのか、軽くでも説明してくれれば、感じ方は大分違うと思うんだけどなー……勿体ない。
来週からは新展開かー。しかし、この半年間、レントンとエウレカの関係だけを描くにはちょっと長かったなー……これから、ようやく全体のストーリーに手を着けてくれるのか、それとも……。