「やぐちひとり」

 「3ヶ月で終わる」と言われていたのにも関わらず、番組一周年ということで、第一回を振り返ることに。

 劇団ひとりがまだ「春樹」のキャラを守っていたり、矢口真里さんがまだスーツ着て「主任キャラ」を守ってたり、スタジオに正体不明の白衣の人々が居たり、そもそも番組自体の設定が「エンターテインメントレスキュー」という設定だったり、毎回矢口さんと劇団で「番組の中心は誰か」というミニコントしてたりと、既に懐かし映像と化しておりました。

 このミニコントの矢口さんの衝撃的な棒読み演技を久々に観て、久々に矢口さんを殴りたくなったのは秘密です。あれは今見ても酷いなぁ……確か、初期は「これを止めろ」ばっかり言ってた気がします。

 その記念として、番組DVDがその内出るそうです。何収録するんだろ。

 以前、スペシャルで「次は音楽祭をやる」と言っていたのに、企画倒れしたために「映画祭II」を開催決定。視聴者から「 60 秒のラブストーリー」というショートフィルムを募集するそうです。審査員は映画関係者とかスポンサーの偉い人。この初めてマジな企画に、劇団

初心に返ってきたね!

この番組の「初心」ってそこだったんだ……。

 そういうわけで、やぐちひとりも監督として参加決定。矢口さんが「こういうのやってみたかったんです」と一体何度目か分からないほどの世迷い言をほざきつつ、タイトルは「即興くじ」で決定することに。

 ……が、これが矢口さんは「通りすがりの恋人」、劇団が「プレゼント from クリスマス」と割とまともでガックリ。どういうものが出来るかは分かりませんが、何だか二人揃って無難すぎてどうしようもなくなる感じがひしひしとします。誰か送りませんか。僕脚本書きますよ(は?)。

 「検証!やぐっちゃんはフラフープ得意って言ってたけどまた春樹に負けちゃうんじゃないの企画」ということで、やぐちひとりで互いに得意だと言い合うフラフープで対決。

 ……と、その前に「フラフープ」を勉強しようということでフラフープ博士としてメガハウスの臼井一夫さんが登場。劇団、

どんだけ地味な企画なの!

何を今更。

 ところが、この臼井さんが曲者。一応、フラフープの歴史等の解説をしてはくれるのですが、劇団が少し突っ込んだ質問をすると

「僕も生まれてないんで……」

目の前の分厚い資料は何なんだという言い訳を発し、ちょっとデータを持ってると

「一ヶ月で 80 万本、一分間で 5 本、 12 秒に一本

調子に乗り、「じゃあ早速フラフープ教えて下さい」と言うと

「僕出来ないんです

と断言。人としてあるまじき発言の数々に激昂した劇団、「大人として恥ずかしくないんですか!」と責めると、

「……恥ずかしくなってきました

頑張れ臼井さん!

 そういうわけで、本物のフラフープインストラクターを呼ぶのですが、これがまた最初にチラッとアドバイスを貰っただけで後は完全放置。この番組も大概です。その上、フラフープ対決にあっという間に負けた劇団は、全く出来ない臼井さん(通称知識だけ男)と対決するという不毛にも程がある勝利を獲得。

 そして、最後には

「フラフープは女のもんだから。男はやんないもん!

矢口さんに「自信満々だったじゃないですか」と言われれば

あれは嘘だもん!

臼井さんを上回る大人げなさを披露する劇団。フォローのしようがありません。

 結局、次は「ルービックキューブで対決」が決定。そのときも、臼井さんが付け焼き刃な知識と名人を連れてくるそうです。頑張れ臼井さん!(本日二回目)

 どうでもいいけど、「ビジュアルエンタップ」のくまさんが乗ったラジコン飛行機のDVD、ちょっと観たいな……。あと、サウンドエンタップのナレーションが木彫りの熊になったのだけど、あれは誰だ。