「お笑い密着テレビ〜ウラ登龍門 やっぱり“ネタ”が好き〜」

 南海キャンディーズカンニング竹山、ペナルティ、パッション屋良の密着ドキュメント。

 「所帯じみた話は好きだけど、ドキュメントはそんなに好きではない」という嗜好の持ち主としては、この番組の予告を観た段階で、「なんだかなぁ」と思ったのですが、観てみたら思ったよりも面白かったです。

 私生活の密着だとかは大してアレじゃなかったのですが、やはり楽屋風景ってのはいい。他の芸人達とのあの空気感はなんか良い。観てて飽きない。あそこだけグダグダ流されても観てしまうかも知れないぐらい。

 それに、全員漏れなく先輩芸人との絡みがあって(竹山だけ後輩)、普段あんまり観られない「先輩としての顔」が全開で楽しかったです。南海キャンディーズは「無学の会」で鶴瓶師匠、「アメトーク」で雨上がり、竹山は「ココリコミラクルタイプ」の楽屋で品川庄司、ペナルティは「あっぱれ!さんま大教授」でさんま師匠、パッション屋良は映画編集所でウッチャン。全員、揃いも揃って「気ぃ遣い」なのが笑った。みんな優しいよホント。

 先輩芸人や後輩芸人、更にはスタッフにまで優しくされつつ右往左往する姿は、絵に描いたように「若手」で、なんとなく微笑ましいのでした。結局はそれだけの感想。