「東京ダイナマイトライブ」

 日比谷野音で行われた漫才ライブの模様。

 こんなのがやってるとは全く知らなかったのですが(正確には、知ってたけど多分CSとかだろうなーとか思ってた。無念)、なんとなく「やりすぎコージー」終わりで深夜にチャンネル回してたら幸運にも視聴出来ました。見始めたときには既に漫才 3 本目だったけど。

 「漫才一本勝負」ってことで、全編漫才。ベースにフリートーク(?)があって、その中に漫才が次々組み込まれていく形式。初見のネタ、観たことあるネタ、色々ありましたけど、まずこの形式が僕には目新しかったです(ライブとか行かないから)。そもそも、野外でこんなのやってること自体が目新しいんですけど。

 会場が野音なので、一応センターマイクは立ってるものの、東京ダイナマイトの二人はヘッドセットをしてるのですが、衣装がまたあの赤と白の羽だったので、見た目が 70 年代のロック好きおっさんのようでちょっと可笑しかったです。

 正直、「腹抱えて大爆笑」は無かったのですが、それでも全編ほぼハズレ無しで面白かったです。たまに松田がツッコミになったり、ダブルボケになったり、コロコロ変わっていって飽きなかったですし。今年のM-1も、決勝確実かも?

 個人的に妙に可笑しかったのは、「折角作った新ネタが 20 秒しか出来なかった」ってところで、それを実演した後、ハチミツが言ったこの一言。

ここで筆を置きました

文字で書いても全く伝わらないのが哀しいですが、とにかくここは自分でも分からないくらい笑いました。

 途中、「 3 年前、自腹でやった野音ライブ」の模様もチラッと流れたのですが、そっちはコントでした。こっちも面白かったのですけど、その映像の笑い声がアメリカのコメディードラマのような狂った笑い声が満載で、それを観た今の東京ダイナマイト

「あの頃の方がウケてた」

と回顧するのが可笑しくてたまんなかったです。

 ところでこのライブ、結局漫才を終えた後、アンコールでTシャツ姿で登場、尾崎豊の曲を熱唱しながら暴れ回ってハチミツのヘルニアが爆発、ハチミツは救急車で退場という壮絶な最後を迎えていたのですが、その模様に付けられているBGMがマヌケ感丸出しのBGMで、こんな部分も笑いにして流せるんだから、役得だなぁ……と妙な感慨を覚えました。またやんないかな。