「リチャードホールSP」(終)

 なんと今回が最終回だったらしい。最後の言葉は下衆ヤバ夫の下ネタ歌に対する上田の

こんなゲスな終わり方なの?

でした(正確にはエンディング後、一瞬で終わった「小木大サーカス団」最終回)。

 う〜ん……「そりゃ終わるよなぁ……」ってのが正直な感想だったり。視聴率的にどうだったかは知らないけれど、少なくとも「コント番組」としては殆どその体裁を成してなかったので。

 コントの 8 割はアドリブ・ハプニング頼りだし、アンタッチャブル山崎一色に染まりすぎだし、純粋にコントのクォリティだけ見たらそんなに高くなかったような気がします。いや、笑ってましたけどね。

 そんな訳で、素人目には殆ど分かり易いぐらい出涸らしだったので、ここで終わるのもそう意外ではないかなぁ……なんて……。

 「ロバートホール」の頃は、今でもビデオ何本か残してるぐらい好きだったし、この間そのビデオ見返したときも腹痛くなるぐらい笑ってたんで、終わってしまうこと自体はとても寂しいのですけど、現状を見つめると「何で終わるんだよー!」とは全く言えません。申し訳ないぐらいに。

 最後の下衆の演説によれば、「下らないことを真面目にやってきた」らしいけど、それは初期ではそうだったかも知れないけど、最近ではどう観ても「下らなきゃいいでしょ?」みたいな一種の開き直りにしか僕には見えなかったのが残念。どさくさに紛れて「ずっと深夜でやっときゃ良かった」って告白したのは笑ったけど。それはみんなが思ってる。

 何だか単なる懐古主義みたいになってきてますが、そんな中、今回オンエアされた劇団ひとりの新人マジシャンコントは、初期の頃のアドリブじゃ無い方での「芸人の実力任せ」なコントで、最後の最後でかなり笑いました。

 劇団のああいうネタ芝居も、暫く見られなくなるなぁ……劇団、最近全然ネタ番組出ないし。「完売劇場」ぐらい? あ、そう考えると急に勿体なくなってきた……。

 あと、「汗のマーク」シリーズは最後の最後での大騒ぎという感じで楽しかったです。「ロバートホール」の頃に名作を残したダチョウ倶楽部も登場して、みんなでローションまみれ。一番笑ったのは、収録語の風景に付いたこのナレーション。

ローションまみれが楽しくてなかなか現場を離れない出演者達

小学生かよ。

 もう同じ様な番組は要らないけど、コント番組が減ってしまうのは悲しいなぁ……何か、別企画でのコント番組が生まれてくれることを祈ります。そう言う意味で、日テレの「落下女」には過剰なぐらい期待してます。

 っていうか、後釜には何やるんだろ?