「お台場明石城NOMAD」

 初っ端からいきなり声を枯らす佐々木アナ。さんま師匠曰く、「とくダネ!」は大して変わり映えしない若貴問題ばっかりだし、新婚だし(佐々木「料理もしてます。洗濯もしますよ」)、この番組は三本録りで大変なんだから、

「もう断れ

それでも「楽しくやらせて頂いてます」と仕事を続ける佐々木アナに涙が止まりません(嘘)。

 今週は、「ネプリーグ」でクイズの正解不正解を判定するピンポンブー・ディレクター・竹内と、同じく「ネプリーグ」の顔色の悪いチーフAD・蜜谷の下克上狙いの対決。

 竹内の自分プロモでは、前回出演時に敗れて以来、友達出来ない、銀行員の友達から「お前のユルい企画やったなー」と言われたりとボロカスな人生だったので、三宅組に入って成功した前回の相手・谷口を見習って、前回唯一自分を誉めた栗原組の門を叩いた模様が。何で栗原……。

 碑文谷のゴルフ練習場で、栗原に「ドライバー取って」と命じられ、一生懸命「ナイスショット!」と叫ぶ、完全なる下僕に成り下がり、ついには栗原の「三宅組が赤いTシャツなら、栗原組はプーさんで」という阿呆みたいな提案に従って前日にディズニーランドで買ってきたプーさんTシャツで身を包んでいる竹内。

 そんな竹内の姿に、小学校・中学校で竹内の後輩だったという佐々木アナは

「生徒会長とかやるしっかりした人だったのに、今や『ナイスショット!』って……

実力主義社会怖いヨー。

 しかし、さんま師匠は別のポイントに注目。

「まだ本も出来てない、キャスティングも出来てないのにコントしてる場合か!!

今思えば、このまんま出来上がらずに終わってしまえば良かったのに……。

 対する蜜谷の自分プロモは、白山麓の麓にある尾口村実家のペンションのCM。一泊二食付きで「 12000 円」という値段に水口さん・港さんがボソリと口を揃えて

高いなー

蜜谷曰く、最近人口が 300 人減った上に合併されて村自体が無くなったそうで色々大変なんだそうです。予約電話番号は「07619-6-7825」だそうですよーこの夏、行ってみては?因みに「明石城を観た人は 3000 円引き」だそうですよ。僕はご免だけど。

 佐々木アナが「『蜜谷』という名前も珍しいですよね」と話を振ると、蜜谷曰く「元々は『密谷』だったらしい」と妙な告白をします。さんま師匠が「何で変えたん?」と訊くと、

「じいちゃんが、なんか『甘い方が良い』って……

さんま師匠「苗字ってそんな簡単に変えられんの?」。

 というわけで、今や栗原組となった竹内のプレゼン企画は「明石家一級試験」。一番のバラエティタレントであるさんま師匠(さんま師匠「でも 8 月結構ヒマなのよ?」)を大好きな人たちを集め、さんま師匠に関するコアなクイズに答えていき、最終的に「明石家検定一級」を獲得する、というものだそうです。それ僕出たい!優勝する自信ちょっとある!

 例題として「さんまが彼女にしてあげた一番ロマンチックなこと」という問題に、「風邪を引いた彼女に救急車と指輪をあげた」と正解を答えるさんま師匠。が、佐々木アナからは

救急車ぁ〜?

なめくさった声が飛ぶのでした。因みに、その救急車(の玩具)をあげた彼女は、その後週刊誌にさんま師匠の写真を売りつけたそうです。人生って、儚いね……。

 この企画は、色んな応用が利くそうで、例えば「つんく検定一級」だったらモーニング娘対抗、とかいくらでも出来るそう。水口さんは「興味がある」、港さんは「面白そう」、今週の三奉行・人事部の石川さんは

「栗原組ということなんで、早くしないとドラマに連れてかれますよ

あの小松さんでさえ現場離されちゃうんだから、無い話じゃないのが怖い……。しかし、当の竹内は「どこまでも付いていきます」。すっかり下僕です。

 対するペンションの息子・蜜谷の企画は「さよなら明石家さんま 〜遺言TV〜」。自らの追悼番組に使う遺言VTRを作ろう!という企画だそうで、別れの挨拶や、遺影のチョイス、棺に入れて欲しいものを喋ったりなど。

 この企画のお得なところは、作った時点で二回の放送が保証されている点。一回目はレギュラー放送、そして二回目は実際に亡くなったとき。さんま師匠、

ゴールデン行く気ないやないか

何?死んで欲しいの?

 港さんは「よく聞いたことある企画だし、視聴者にどう伝わるか微妙」、そして人事部の石川さんは

「営業が売りにくいんじゃ……」

人事部関係ないのに心配。ええ人や。どっかのその場しのぎ隊とは大違いだ。これを受け、蜜谷は最後の押しの一言。

「さんまさんが亡くなったときはテレビを観るのが楽しみでしょうがない

何?殺したいの?

 三奉行は、水口さん・港さんは「企画だと竹内」、石川さんは「その通りです」ということで意見一致。ただ、水口さんだけは

栗原の笑ってる顔を想像すると悔しい

曰く、奴は必ずほくそ笑んでる筈だそうです。栗原、よく人の上に立てるよな……。

 蜜谷的には、「ネプリーグ」が深夜からゴールデンに上がるとき「絶対自分がDに!」と思ったら竹内が滑り込んできたので今回は勝ちたかったそうですが、残念。しかし、竹内は

ピンポンブー、辛いぞ?

間とかが難しいんだそうです。

 というわけで、めでたく竹内採用……となったのですが、佐々木アナがさんま師匠の締めの一言をトバして進行。思わずさんま師匠、

帰りたいのか!!

佐々木アナ、そんな疲れた体で「25時間テレビ」お疲れさまでした……。