「ヤングタウン土曜日」
「さんたまみー」でメキシコに行って来たというさんま師匠。番組始まって開口一番、
「メキシコ土産はありませんので」
と宣言。その理由は「メキシコには何にも無いから」。怒られるぞ。っていうか、メキシコ土産云々以前にあんたは色々忘れてる。
そのメキシコで、「チワワ」という土地に行って来たそうで、それに関連して「CMのチワワは神経使いすぎて早死にした」とさんま師匠が言うと、藤本美貴さん・高橋愛さんは知らなかったらしく驚愕。さんま師匠は、「神経使いすぎると早く死ぬ」と改めて説明し、ショージさんが「犬だけじゃないですもんね」と相槌を入れると、藤本・高橋両名に向き直ってさんま師匠、
「まぁ、お前らは長生きするやろうけど」
高橋さん、「へへっ」と謎の笑み。長生き自信ありか。
メキシコには、日本のプロレスラーがプロレス専門学校みたいなものを開いてるそうで、そこの見学に行ったのだそう。そしたら、そこのオーナー(?)に「試合に出ろ」と言われたそうで、さんま師匠、
「で、覆面被らされて……」
曲がりなりにも大御所なのですが。玉井さんも思わず
「断って下さいホンマに……」
同感。
それでも「番組や!」と主張するさんま師匠。しかし、「覆面で出ていっても観客全員メキシコ人なので誰も自分を知らない」という恐怖の状況に遭遇。アナウンスで派手に紹介されて覆面を取っても無反応。しょうがないのでさんま師匠、
「しょうがないから覆面被り直して……」
50 にもなってどんな拷問受けてんですか。この後、悪役レスラーに煽られてすごすご帰ったそうです。おいおい。
ところで、メキシコのプロレス界は基本貧乏だそうで、最初の方では一試合約 2000 円前後のギャラだそう。しかし、天下の吉本興業で生き抜いてきたさんま師匠。初舞台は 500 円だった男からすれば、メキシコの人に「これだけやっても 2000 円なんですよー」と言われても
「貰い過ぎや!」
で斬り捨てられるのでした。あれ?日本って経済大国だよね?吉本って大企業だよね?
「前略のコーナー」が始まった途端、いきなり高橋さんに
「髪の色変えたん?」
と訊くさんま師匠。虚を突かれた高橋さんは、「いや染めてないですけど」「いや髪の量が減っただけです」「カッカッカッカッカ」といつもより返答がへんちくりんになってる高橋さん。しかし、さんま師匠は本気で変わったように思えるらしく(ラジオじゃわからん)、ついには
「お前、どんな髪型やった?」
覚えといてやれよ。
「さんまつり」で貰った矢沢あいからのFAXは行方不明だそうで、「探さなあかん」と思い続けるさんま師匠が、最近取り終えたという「25時間テレビ」内ドラマ「THE WAVE」。「お笑い芸人だけでやる、笑い一切無しのシリアスドラマ」とさんま師匠が説明すると、ショージさん
「ほな、全員スベったんですか?」
まぁ、ある意味で。
さんま師匠的な見所は、
「ヒロシ!」
とのこと。曰く、ドラマ初出演のために(「タイガー&ドラゴン」はカウントされてないのか?)ちょっとシリアスな演技になると「ヒロシです……」にしか見えないのだそうで、そこをドラマ初出演組のもう一人、キングコング・梶原が笑うためにぐっちゃぐっちゃに現場はなってたんだそうです。
しかし、ヒロシ的には大問題らしく、悩みに悩み抜いたのだそうですが、その様子がまた「ヒロシです……」の世界観そのまんまで、抜け出せないスパイラルに突入したヒロシが見所とのこと。正直、このドラマはどういう顔して観ればいいのか悩んでたんですが、取り敢えずヒロシに注目していきます。
「THE WAVE」の説明を聞いてうっかり「観た〜い」と言ってしまった藤本・高橋コンビ(そろそろピッタリな呼び名無いもんですか、このコンビに)。お陰でスイッチが入ってしまったさんま師匠、「『男女7人』の頃はみんなグラグラ来てた」と久々の世迷い言発動。
こうなると阿呆みたいにしつこいさんま師匠。藤本さんが唯一「さとうきび畑」を観たことあると言えば、「男としてどう見えた?」と中学生みたいな質問を連発。ショージさんが
「さとうきび畑が何ヘクタールあるか気になった?」
とか挟んでも、「男としてどう見えるかや!」「君らのお母さんはキュンキュン来てた」と無根拠を繰り返しマジで訊き続けるさんま師匠。興奮しすぎてくしゃみを連発。ついには、
「俺のドラマのDVD全部送る」
と言い出します。曰く、このDVD群を観たら恋人になってしまうので
「モー娘脱退してしまうもん」
その場合は、代わりに足のキレイで藤本さんの髪型が似合うショージさんが加入するそうです。
個人的には、まぁ「さとうきび畑」はともかく、「空から降る一億の星」は壮絶につまらないので勧めない方がいいと思うなぁ……ここでのさんま師匠、単なる変態馬鹿だもん。しかも自覚無しの。キツイですよ。「男女7人」は観たことないからどうとも言えないけど、多分恥ずかしくて観られん。
自分のドラマ話に熱中するさんま師匠に、ショージさん、
「じゃあ、駐在さんも送らなきゃ」
曰く、四角い自転車でゴットンゴットンしたり無料で来てる客から「金返せ!」と言われたりするVTRだそうです。観たいわーそれ。
リスナーから、「『ハロー!モーニング。』で『からくりTV』のパロディをやってました」というかなり柔らかい表現のメールが。しかし、さんま師匠が引っかかったのは別のところ。
「今、セイン事務所と揉めて大変やから……」
黙らっしゃい。
リスナーからは「ファインプレーでした」「大爆笑でした」と絶賛のメールを頂いた高橋さんでしたが、その様子を説明しようとすると、高橋さん藤本さんの説明が死ぬほど下手くそのプップクプーだったために、さんま師匠達には全く伝わらず。その中でも最低の説明は、高橋さんによって発せられたこれ。
「面白かったんですよ行(→)動(↑)が」
折角誉めてくれたメールなのに、さんま師匠からのお言葉は「はぁっ!?」。あ〜あ……。
更に、藤本さんの「タクシーの運転手さんに奥さんの写真を見せられる」というエピソードまで糾弾開始。レクチャーが始まります。
「そこはお前、写真で色々拾えるやろ」
「『キレイですね』『ハイ』じゃ終わってまうやろ」
「『亡くなったおばあちゃんの写真持ち歩いてるんですか?』とか……」
「『キレイですね〜……この隣は犬ですか?』とか」
「なんでそこ遊ばへんねん」
日々戦場。最終的に、ショージさんまでが「結構大変やな……」と呟くのでした。
「ハロー!モーニング。」で前世占いをされた高橋・藤本両名。「羊飼い」と占われた高橋さんは、納得してないらしく
「私、(前世は)巫女さんなんです」
と言い張ります。隣で藤本さんは「違うじゃ〜ん」と低い声で否定し、さんま師匠も「前世なんかどうでもいい」「前世がどうかなんて分からない」「前の奥さんも前世はフランス人だって言い張ってた」と否定的意見を繰り返します。
しかし、そのさんま師匠も一回目の前世占いでは「かまいたち」と前世が現象という衝撃の事実を宣告され、二回目の前世占いでは「ロシアの皇帝」と診断されるものの、その占った人は
「『なぐら』いう店のおばちゃん」
何を信じとんねん。
「前世はフランス人」と言い張る大竹しのぶさんの話から、何故か「世の中には色んな性癖を持つ人が居る」という話に展開。さんま師匠が知ってる人は、「果物の名前を言わないと興奮しない」という末期な症状(?)だったそうで、こんなやりとりがあったそう。
女「バナナ」
男「(興奮)」
女「トマト」
男「それ野菜」
ミニコントか。
「誰がどんな性癖持ってるか分からない」「お前らもどんな性癖あるか分からない」ととても来週から 15 歳とかがゲスト出演する番組とは思えない発言を繰り返すさんま師匠。最終的に、
「お前ら、自分がどんなキスするか分からへんやろ?」
「お前らちゃんとせえよ」
「お前ら、どうしようと思てる?」
藤本さんの失笑で、「前略のコーナー」は終了するのでした。締めのさんま師匠の言葉は「今日はこのくらいにしといてやる」。来週から不安や……。
最近、続くことだけが目的になりつつある「ヤン土ボケ講座featuringショージ」のコーナー。ところが、今週は異変が起きます。さんま師匠が毎週毎週言い続けてる「流れを読め!」を、なんとちゃんと実践出来た高橋・藤本コンビ。最終的に、コーナー全体を通してショージさんが一番怒られて、高橋さんが一番誉められるという異空間のような週になるのでした。今週、最高の言い訳はショージさんによって発せられた
「縁起悪かったな」
縁起悪いお題って何ですか。
それに対してさんま師匠、
「うちの村上がすいませんでした」
ここまで行ったのに、結局最後は、藤本さんがほぼ毎週言ってる「『や』なんて無い……」という酷すぎる言い訳が発動し、折角誉められてたのにいつも通りキレられて台無しになってしまいましたが。フジモンしっかりせぇや〜。
対して、週を追う毎に藤本さん・高橋さんにとっても、そしてリスナーにとっても拷問にしかなってない「リスナーを癒したい!」のコーナー。さんま師匠の声も、玉井さん曰く「期待値ゼロ」。
実際、今週もその通りに進み、コーナー中さんま師匠はキレっ放し。余りにキレたさんま師匠、
「エコーに謝れ」
ショージさんに至っては、
「このコーナーもショージのコーナーにするぞ」
と脅されます。高橋さん「どうしよー」。
その高橋さんは、「東京都」を「トキョト」としか読めず、滑舌で死亡。さんま師匠が、とうとう具体的に「骨盤の辺りが熱くなってきた感じや!」とサイテーな説明をすれば、突如横からショージさんに「これどうですか?」と
「骨盤、千番、ばばんばん」
割り込まれてしまいます。曰く、「お前(高橋)があかんから思い付いちゃったやないか」。そして、高橋さんは今週も藤本さんのイエスマンになってキレられ、最終的に採点を放棄されるのでした。来週から不安や……。
コーナーがそんな感じだったため、エンディングでさんま師匠の説教大会化。「お前ら勉強してない」「気合入ってない」と散々説教しますが、藤本・高橋両名から帰ってくるのは
「ハイ」
というロボットみたいな声だけ。完全に「今日の仕事おしまーい」なテンション。流石のさんま師匠も、
「お前らなめとんのか」
と言いつつ、苦笑するしかないのでした。来週からホントに大丈夫か。