「ウルトラマンネクサス」(終)

 あー……なんだかな……。

 聞くところに寄ると、ホントはもっと長いスパンで考えていたのに、視聴率低迷で打ち切りを喰らったんだそうだ。その所為か、ここ数週は凄まじい駆け足の展開で、途中参加の僕なんかは全くついていけなかった。だって、ずーーーーーーーーーっと前の伏線を思い出したように突然出してきたり、大事なことを「予知」で片付けたりするんだもの。そんなもんついていけるわけない。

 その割りに、途中途中の展開がぐずぐずぐずぐずしてて、やっと話が動いたと思ったら、すぐにぐずぐずした展開に戻って、と正直なところ低視聴率の原因はいくらでも思い当たる。だって、特撮なのに押送時間の 4 割ぐらいは頭付き合わせて喋ってるだけと言う有り得ない図なんだもの。みんながみんな、そんな伏線という名の「思わせぶり」に付き合ってくれると思ったら大間違いだ。

 更に、映画との繋がりもよく分からない感じだったし、正直かなり微妙だった。「実は裏切り者はこいつだったんです!」と言われても、それまでの空気作りが下手すぎて全く驚きに欠ける。「結局お前誰だよ」という連中多すぎ。交通整理出来て無さ過ぎ。

 そんな中、最後の最後に出てきたウルトラマンノアはちょっとだけカッコ良く、そこだけが救いだった。でも、ここでノアが出るってことは、去年の映画で予告されてた「ULTRAMAN 2」は無くなったってことなの?どうなの?もうよくわからんことだらけだ。そんな感じで終わってしまったよウルトラマン。悲しい。映画、面白かったのになぁ……。