「めちゃ×2イケてるッ!」
笑わず嫌い王・後編。出演は、アンガールズ、次長課長、バナナマン、たむらけんじ、長州小力。
アンガールズはモデルネタ。個人的には、ネタ以前にやっとネタに合わせた衣装着た!とそればかり感動しておりました。警官コントもTシャツ姿、ビリヤードコントやっても紙の棒を使うという、小道具には背筋が凍るぐらい執着してないアンガールズが、とうとう衣装を……!
トークでは田中がはぶられるという図式に。あぁ、こいつはホントにふかわの直系になるんだろうか……とふと思いました。
次長課長は妖怪コント。ネタ自体も面白かったですが、衣装にセット、更にBGMにSE、詰めに血糊と妙に豪勢な待遇に笑いました。血糊で見た目死人になりながら普通のトークをし、堂本剛の顔を今にも死にそうな顔で見つめ続ける河本は反則。
バナナマンは「朝礼」。「ゴールデン初披露」って、前に「笑いの金メダル」でやってたような気がしますけど……。まさか今更日村の顔がいじられるとは夢にも思わず、違う意味でびっくり。前も書いたような気がしますが、別に日村は全身の皮が弛緩してるだけで、取り立てて太ってるわけじゃないと思うんですが……。
たむらけんじは、「東京で売れてる芸人全員死ね!」が割とズドンと来なかったのが残念。予告映像では獅子舞でこの台詞流れたので、そっちのがインパクトがあったのかも知れません。あと、たむらみたいなのは、ちゃんと理解してる人が脇に立った方が活きるなぁ、と思いました。折角バッファロー吾郎居るんだから、ちょっとぐらい絡ませて欲しかったなぁ。
長州小力は嵐のように現れて嵐のように去っていくのが卑怯であり素敵でした。個人的に、「アハハハハハハ!!」と素敵に笑いながら踊り続ける小力が好きです。来週の「めちゃ女」でも活躍して下さい。
全体的に、爆笑するネタよりちくちく来るネタが多くてゴールデン的に珍しい光景が広がっていて楽しかったです。でも、今回の主役は最後に、アンガールズの「ジャンガジャンガ」をパクっておいて全く再現出来ない上に、「チッチキチー」を無理矢理ねじこんで「やったった!」という顔になる大木こだま師匠でした。その裏で、パクられたアンガールズに
「大阪と東京離れてるから大丈夫やって!」
と、冷静に聞くととんでもないこと言い出すひびき師匠も凄まじい。芸歴 25 年は伊達じゃない。