「お台場明石城YAMATO」

 今回のプレゼンは、NSCの 13 期生という谷口Dと、「トリビアの泉」でお馴染み、この前この番組で注射した所為で顔色の悪い下克上AD・武田の対決。今回、武田は小松さんから「今回、企画が通ったらディレクターにしてやる」と約束された、とのことでいつも以上に気負っている様子。

 谷口Dのプレゼンは「同姓同盟」。さんま師匠と同じ名前の人達を集めて「スギモトタカフミ」についてのクイズやら何やらをする企画。企画自体は水口さんに「ありがち」と揶揄されますが、紹介VTRで一転。ミュージック・クリップっぽいなかなか面白そうなVTRのお陰で、水口さんも「企画が見えた」と傾きます。

 この二人の出で立ちを見て、栗原Pが「人としてしっかりしてます」と訳の分からないほめ方をしますが、さんま師匠は

「お前がしっかりしてなかっただけや!」

と一蹴。

 対する武田の企画は「ドリームジャンボ彼女くじ」。まずゲストが 100 人の女性の中からベスト10を決めて、100人に対し「ゲストとの相性クイズ(二択〜三択)」を出し、最後の一人まで絞って、その一人と自分の選んだベスト10を比べて、相性の良さで賞金が出るというギャンブル番組。水口さんは「企画がしっかりしている」「プレゼン力が凄い」、栗原Pは「すご〜く面白い」と大絶賛。

 が、水口さんは付け加えてこう言います。

「でも、何だか順風満帆でちょっと悔しい。僕はもっと長い間ADやってた」

私情を挟み出しました。武田、追い打ちをかけるように「ビッグビジネス」で生まれた名キャラクター・経済評論家の佐藤治彦さんの推薦VTRを出しますが、さんま師匠曰く「一人だと頭のおかしいおっさんにしか見えない」な大変逆効果なVTRでした。

 結局、水口さんは最後まで「悔しい」「ここで獅子の子を谷底に落とす気持ちで」と谷口を選びますが、港さんは「伸びるときに伸ばす!」、栗原Pは「この番組からディレクターが生まれたら夢がある」、さんま師匠は「同姓同名は既に『明石家電視台』でやってしまっているのが痛い。谷口のVTRは観たいが、違う企画書で」ということで、見事武田の企画が採用。

 そして、武田はめでたく「チーフAD」から「ディレクター」に昇進!最後のスタッフロールでもしっかり「ディレクター」にクレジットされていました。おめでとうございます。もう「トリビアの泉」でその姿は観られないのでしょうか。

 来週は試作。どうでもいいけど、くりぃむしちゅーの企画は?お蔵入り??