「M-1グランプリ2004 決定!お笑い日本代表史上最強の8組スペシャル」

 とにかく、決勝進出者発表のときの品川庄司・品川の顔が凄かった。夜の街で「もっと面白い漫才がしたいよー!」と芝居とも本気ともつかない叫びをしていたスピードワゴン・小沢とは比較にならないほどの悲壮感がにじみ出ていました。本気だったんだなぁ……。他にも、安田大サーカス・クロちゃんがマジ泣きしていたりと、視聴者としてなんとなく襟を正されるような放送でした。そうだそうだ、M-1ってこんなキッツイ大会なんだった、とかそう言う感じで。

 そんな中でも凄いのは笑い飯アンタッチャブル南海キャンディーズが、普段はあんな感じであってもいざという場ではシリアスになってるのに対し、笑い飯にはどんな場でも「緊張感」以前にやる気が感じられないのが凄まじいです。いや、そりゃ緊張したりやる気あったりは当然するんでしょうが、取り敢えずあの風貌だけで笑い飯は色んな得をしてそうな気がします。