「お笑い登竜門」

 メインはザ・プラン9戦隊ものネタ漫才と銀行強盗コントを二連発。やっぱり、漫才はどうしても「 4 対 1 」になってて、いつぞやの「松紳」で紳助が言ってた様にテンポがもっさりとしますね。別に面白くないわけでは無いんですけど。

 例えば、戦隊ネタのときに鈴木つかさがボケてヤナギブソンがツッコんだ後、何のフリも無しに灘儀武がボケるんですけど、ここが凄く勿体ないような気がするのです。このいかにも「順番通りやってます」という感じが。素人意見で申し訳ないですけど、二人同時にボケるとか、一人に三人でツッコんだりもアリだと思うんです。四人でのポージングによるボケは別として、こういう部分ではもっと遊んで欲しいなぁという気がします。

 で、そういう不満部分がコントの方ではしっかりやられてるですよ。だからこそ余計勿体ない。こっちの方ではさっきまでボケだった人がツッコミにチェンジしたりとか、臨機応変にポジションチェンジしてましたし。まぁ、設定ありきなのかも知れませんけど。ヤナギブソンもツッコミじゃなくなってたし、僕はこっちの方が好き。この感じをどうにかして漫才の方にも活かして欲しいなぁ……。

 ただ、その設定が「疑問文が肯定文になってしまう自覚症状無しの病気」というちょっと凝った設定だったために、画面下部にこの旨のテロップがずっと出てるのが可哀想でした。この番組はそういうとこ「分かってる」と思ってたんだけどなーあれは親切とは違うよなぁ。

 メインコーナーは「ホメホメクラブ」。五人が落ち込んだ人を順番に今までの誉め言葉を覚えて言い続けつつ、どんどん誉めていくゲーム。一週目までは普通の誉め言葉なんですが、二週目辺りからネタが無くなってきて大喜利みたいになっていく様が可笑しかったです。最終的に浅越ゴエが負けてヘッドロックかけられてました。いいね、体張ってるね。

 他はトータルテンボスと流れ星。トータルテンボスは、ツッコミのバリエーションが意外に多くて素晴らしい。「抱腹絶倒だよ」「自爆してるよ」等、ツッコミだけで笑いを持っていく姿に感服いたしました。