「ヤングタウン土曜日」
今回の主役は問答無用で高橋愛さん。僕は今回の高橋愛さんの仕事にいつかのりんねさんの生き霊を感じました。
事件は久々に復活した「作詞大会」改め「ヤン土ゴールドディスクのコーナー」(名前変わっただけ)で起きます。安倍さんが久々で気合が入ったのか、「二つ書いて来たんですけど、良いですか?」とさんま師匠に訊きます。するとさんま師匠が「他の二人が良いなら良いよ」と言ったので、安倍さんは高橋さんに確認を取ります。そこで高橋さんは「良いですよ」と承認した後、驚くべき言葉を口にします。
「あたし三つですから」
自分で許可しちゃってます。傲慢さもここまで来れば天晴れであります。
そんな自信満々の高橋さんが、妙な声色で読み上げたのは以下の三作品。各パーソナリティ毎の評と一緒に、各自でツッコんで下さい。
「舌がダコダコ」
なすび大嫌い あなたも大嫌い
ホントはあなたも大好きだけど なすびはホントに嫌いなの
ダコダコ YEAH! ダコダコ YO!
「ダコダコ」の意味分かって貰えない
この切ない気持ち あなたには分かるかしら
ダコダコ YEAH! ダコダコ YO!
でもある人には分かって貰えた その時は感動したのよ
その名前は「田中れいな」
「わかるわかる〜」
ダコダコ YEAH! ダコダコ YO!
- さんま 評「格好悪いラップですね」
- ショージ評「いいね〜」
一番可哀想なのは、こんなんでさんま師匠に初めて名前を知られた田中れいなさん。多分、これからさんま師匠の頭の中で「田中れいな」と「ダコダコ」はセットになっていくのです。哀れな……。
因みに、「ダコダコ」というのは高橋さんがなすびを食ったときになる舌の状態だそうです。一般的には「パイナップルを食べたときの舌」がそれに当たるらしいですが分かるかっ。
「かわいそうならっきょ」
わたしはらっきょは好きなのよ
あなたはらっきょが嫌いなの?
そんなの無しよ かわいそすぎるわ保田さん
わたしはそれを思いながら 今もらっきょを食べてるの
こんなに白くて小さくて 硬くて歯応えあるのにね
- さ ん ま評「お前が可哀想やわ!」
- 安倍なつみ評「名前登場……」
- ショージ 評「好き嫌いのコーナーちゃうねん」
途方もなくどうでもいい。
「WHY WHY WHY」
小さい子に石を投げられた
小さな小さな石だから 痛くもかゆくも無かったわ
それでも気を遣って その子のマダーが飛んできた
「ごめんなさいね 大丈夫?」
そのとき口から出た言葉
「ドンウォーリー」
笑顔で答えた筈なのに マダーは本気で引いてたわ
「なんでなんで?」と考えた
でも答えは 見つからんかったよ
なんか哀れになってきます。完全に脳にウジ湧いておりますよ。藤本さんのツッコミがクリティカル。諦め早っ。
高橋さん曰く、以上の三作品は高橋さんの持ってるモノは全てを出し切ったのだそうです。少なっ。この後、さんま師匠の刻む一定のリズムに合わせて無理矢理ラップし、みんなが「ダコダコイェー!」で盛り上がってる中、「WHY WHY WHY」を推し始めたり、「エミネム風は無理」と言われると「じゃあレッチリで」と勝手に決めたり、傍若無人の限りを尽くす高橋さん。
しかし、何故か最終的には
ダコダコ YEAH! ダコダコ YO!
を全員で合唱するという、ヤンタン史上初のノリをもたらすことに。安倍さんも「ヤンタンには無いノリですね」と最初は若干感動気味だったのですが、最終的に「なにコレ……」とさじを投げ、何だか高橋さん一人のために(というか「ダコダコ」の所為で)番組全体が無意味に躁状態だった放送でした。
まぁ、こんなのもたまには楽しくて良いですよね。たまにはね(強調)。
結局、パーソナリティ達には大好評だった「ダコダコイェイ」でしたが、無難に安倍さんの詞が採用。こうして玉井さんは「 3 メートルのボーヤ」以来の難題を回避するのでした。良かった良かった。