「30minutes」

コミカルパフォーマーの荒川が死んだ。荒川の葬式にて、荒川の妻・夏希、夏希を殺人犯と疑う刑事・矢作、相棒の葬式を盛り上げようとするもう一人のコミカルパフォーマー小木が一堂に会す。そこに、矢作の同僚・日村がやってきて……

 荒川の出番少なっっっ!オープニングのインタビューだけだよ。それだけで十分存在をアピールできるんだから凄いもんだと思いますけど、それでいいのでしょうか。

 今回は今までの様に妙にドラマチックな感じではなく、完全にベタなコント仕立て。コント仕立てになったことで、小木と日村が本領発揮。特に小木の実にテキトーな情熱に溢れる演技は別の意味で圧巻。仮にもテレビで、カメラの向こうに何百万人と居る世界であそこまでテキトーに暴れられるのは本当に小木の強みかと思います。ただ、小木と日村が前に出た分、矢作と設楽は半歩ほど下がらざるを得ないのが残念ではありますが。五人とも小木のレベルで暴れられる人間なのだから、たまにはゲップが出るほど濃ゆいテキトーなシーンも観てみたいところです。

 しかし、ゲストの加藤夏希、「ココリコミラクルタイプ」のお陰かどうか知らないけど、随分コント演技が様になられまして……果たしてあの人は、まともな舞台に帰ってこられるんでしょうか。