「お台場明石城」


 深夜番組故に、控え室はない、打ち合わせは駐車場で貧乏削りの鉛筆でチラシの裏に書き、唯一の食料は公園からかっぱらってきた水道水、そんなキッツキツの予算でもゴールデン目指して頑張る番組、それが「お台場明石城」!!

 ……そんな大嘘映像に、流石のさんま師匠も「やりすぎ」と言って登場する今回、あっという間に半年経ってとうとう最終回です。小仲Dが仕事で来られず、前回の女子高生一人を二万で雇って来させていたり、武田アナが旦那の代わりに来たりとアクシデントもありつつ、「早く人間になりたい!」ということで、今までの企画を振り返ります。

 ただ、振り返ってみてもどの企画も「ゴールデンには……」とパンチが足りない模様。「小仲が実は女子高生が好きだった」とか、要らない情報ばかりが晒される中、さんま師匠がふと気付きます。

「今番組決めたって、10月からいきなり始めるのは無理」

 フジテレビ大失敗。

 すると突然、何故か三宅恵介のピアノ演奏で、「つばさをください」の大合唱。ヘレンや弁当屋の主人やら、今までの出演者(90%が素人)までVTR出演し、さんま師匠終始「アホか!」を連発。佐々木アナの熱唱で合唱が終わると、さんま師匠が一言。

「結局、お前らがこの番組で遊びたいだけやないか!俺は利用されてる!」

 そんなお遊び番組、終わるのは非常に惜しいです。良い番組でした。