「松紳」


 出てきていきなり、「今日は巻きめでいきます」と言い出す松本。曰く、今日はこの後紳助がデートだからとか。紳助は思わず、「(裏で話したことを出てきていきなり言うって)頭おかしいんちゃう!?」と憤慨。紳助曰く、「友達の 52 ぐらいの生命保険のおばちゃんと飯食うだけ」との事らしいですが……。因みに松本は、帰ったらずっとプレステで「天誅」をやるそうです。 2004 年に「天誅」って!!

 そんなわけでディナーショー第二週で、笑い飯が登場。実はずっと前に収録する予定だったそうで、ここで紳助が事情を説明。以前、収録予定だった日、松本から「ウィルスが入って熱が出たので休みます」と電話が入り、プラン9笑い飯は、新幹線でギャラ 0 のままとんぼ返りさせられたのだとか。しかも、その「ウィルスが入った」というのは松本自身による診断だったということが判明し、「お前は(仮病でプラン9笑い飯を帰らせて)酷い」と紳助と客席に責められる松本なのでした。

 今週は、なんと特別に笑い飯はネタを二本披露、というスケジュールが発表に。「優遇されてるなぁ」と感心する松紳。時間もきっちり決まっており、松本「デート遅れませんよ」。

 笑い飯、一本目のネタは蚊ネタと蠅ネタのコンボ。蚊ネタも蠅ネタも、最近よく見ますが、若干バリエーション増えてました。「ライトのとこ行かんでいいねん!」とか「フォークでやってる奴もいました」とか。更に観ている間の松紳が、終始笑っていて、たまに「これ好きや」とか言い出して、先週のプラン9とは全然違う好反応。

 ネタ終わった後、いきなり「仮病や!」と告げ口する紳助。「そうなんですか!」と言う西田に「仮病違うわアホ!」と弁明する松本。そんな松本の、笑い飯評価の第一声は「勇気あるなぁと思う」。自分たちが同じ事やろうとすると、どこかで「もうちょっと分かり易い方がいいんじゃないか」とか「ちょっと行き過ぎじゃないか」とか色々躊躇してしまいそうになるんだとか。松本は一番そういうの思わなそうですけどね。「分かれや!」ぐらいの勢い。

 続けて紳助も「根性ある!」と言い、「ようあんなおもろいネタの中に、ようあんなおもんないネタ入れられるわ」と感心。「あんなセンスあるのに、なんでこんなもん入れんねん」と思うと、逆に笑えてくるのだとか。哲夫曰く、「言いたくなったことを言ってしまう」そうで、西田も「そこまで調子よくウケてたのに、そこでピタッと止まることがある」と。でも松本は「そこで躊躇しないのが凄い」と誉めまくり。

 コンビ組んで 5 年の笑い飯は、今後もM-1は出続ける!と宣言。優勝しても 10 年目まで出続けるのだそうです。更に「毎年同じネタで出ても良いんですよね?」と言い出す哲夫に、「そこは変えようや」と半分マジな注意をする松本。

 そんな松本、「おもろい奴はおもろい空気が毛穴から出てる。おもろない奴はホントにおもろない空気出してるが、(笑い飯は)ちゃんと出てる」と誉めると、客席、笑い飯、紳助全員から無反応を喰らい「何?この空気」と困惑するのでした。

 紳助が「今年は取れそう?」と訊くと、「はい」と答える哲夫。 1000 万取ったら、二人はキャバクラ行きたいそうです。ちっちゃ。続いて、紳助が「衣装どうしてんの?」と訊くと、西田曰く、笑い飯ファンの服屋が無料でくれるのだそうです。おお、太っ腹。松本も「恵まれてるなぁ。そこまでくるともうエリート」と言いだし、紳助思わず「なんか鼻につくな」。焦った哲夫は、鼻くそを食べ始めるのでした。「そこも面白い」となおも誉める松本。

 一昨年M-1出てからガラッと変わったという笑い飯、ネタはちゃんと出来るのが 10 本、ちゃんと出来ないのが 56 本ぐらいあるそうです(「それネタ言えへんやろ」 by 松本)。紳助が「その中でも自信ある奴は?」と訊くと、哲夫が「さっきの蚊の奴」と答え、紳助は「あれかい!?」と驚愕。西田が「あれでNHKで賞取った」と言うと、紳助しみじみ「NHKもゆるなったな」と一言。ひでぇな。

 今からやるもう一本の自信があるそうで、それをM-1の決勝でやろうと思ってると言い出す哲夫に、紳助「もう決めてんの?」、松本「まだ夏やで」と困惑する松紳。でも、本当に自信あるネタだったら、今の時期にもう既にあるんじゃないかなぁ、という気はしますが。んで、数ヶ月の稽古で完成させる、みたいな。違うのかな。

 そんな、自信のあるもう一本のネタは、学生服とワシントンのコンボネタ。こちらも、ワシントンネタの方に若干のバリエーション変化あり。どうでもいいんですけど、セイラム・ピアニッシモって何?あんま悪くないの?いとしこいしのネタってのが笑いました。

 ネタ後、今度は笑い飯は引っ込み、松紳だけで評価。紳助は「久々に生で観て、また小さな感動が」、松本は「良いですよね」と二人して賛辞を送ります。紳助は「分かったわ」と言い、松本と二人で、「テンポが一定じゃない」と評価。「明らかに途中からテンポが速くなってるんですけど、素人は気付かない感じ」と更に誉めまくると、紳助何故か「困ったな……」と呟きます。何に困ったのよ?

 松本は「上手いのに、良い意味で上手くなってない。下手っぽい」と。続けて紳助は「喋り方が下手に見えるが、テンポが一回も狂って無くて、完璧。あれは天性のもの」とベタ誉め。あまりに上手いので、紳助は「誉めてプレッシャー与えとこか」と企むのでした。果たして、今年のM-1ではどうなるんでしょうか、笑い飯。余計、もの凄く楽しみになってきました。