「超仮説Xリーグ」
有り得ないふたつの仮説(「ニワトリが朝寝坊すると、富士山が三センチ凹む」等)をつなげるネタを芸人に作らせて、それで全 12 組の芸人でリーグ戦する 8 週に渡る特番。審査員は日経エンタの編集長とか、TVガイドの編集者とか、その辺の雑誌の人たち 10 人。
解説は局アナふたりと、もこみちとなんかアイドルの人(すいません)。ここの連中が、見事なぐらいに分かってない感全開で、この番組の全体的なしょっぱさが強調されます。芸人のネタ前に、「気になりますね〜」しか言わないって、ある意味「エンタの神様」より酷いぞ。
まずはグループリーグがあって、今週はAグループで、アメリカザリガニとアンガールズ、インスタントジョンソンと東京ダイナマイト。
- アメリカザリガニ
- 「世界の中心で、愛をさけぶと - 渋谷のハチ公が立ち上がる」
- あー、苦労したんだろうなぁ……という感じが滲み出ておりました。特に入り。ホントなら、すんなりマツキヨネタに行きたいんだろうなぁ、と。
- アンガールズ
- 「手相の勉強をしている人についていくと - カレーが辛くなくなる」
- 面白かったですが、オチが相当苦労したんだなぁ、と思わされました。どう見てもカレーが落としどころじゃなかったですよね…。
- インスタントジョンソン
- 「刑事が警察手帳を忘れると - 女子高生がライスをおかわりする」
- 暗転まで持ち出すあたり、まとめるの(以下同文)。
- 東京ダイナマイト
- 「小学生が美容室に行くと - 東京中が停電になる」
- 美容室ネタの大改変版。かなり面白かったのですけど、やはり最後のオチが決められてるのが惜しかった感じが。普通にやったら、どう落としてくれたのか、東京ダイナマイトに限らず、全組気になるところです。
思うに、こういうのって大喜利とかでやるから、無茶苦茶な回答も有り得るんであって、それを「一本ネタにまとめなさい」ってのは、ちょっと酷じゃなかろうか、という気がします。「ボキャブラ」みたいなやり方だったらまだしも……。しかも、ネタとして「オチが見えてる」ってある意味最悪じゃ?ずっと下にテロップ出してるし。最低、ネタが終わった後に「つまりこういう仮説でした」ってやって方が、まだ優しいんじゃないかなぁ、という気がもの凄くしました。
芸人って大変だなぁ……と別の意味で思った番組でした。まだ続くのか……取り敢えず、カンニングがどう処理するのかが気になるところです。今週のカンニングは、忠実に抽選告知しておりました。