「笑いの金メダル」


 二回目の金メダリストスペシャル。出演は、ペナルティ、江戸むらさきスピードワゴンさくらんぼブービー、サバンナ。金メダリスト大会は良いけど、リーチかかってるスピードワゴンだけ連続出場ってのは、若干不公平ではありますな。今更ですが。ゲスト審査員は眞鍋かをり

 初っ端で、ボブ・サップからのメッセージVTRが。顔が痣だらけ。「金曜はパーティいかなあかんねん」で始まり、「グータラしてんじゃねぇ!」的なことを言ってみるも、VTR終了後の有田の「こんなことばっかりやってるから試合負けるんですよ」という一言で撃沈。

  • ペナルティ
    • ふんどし一丁にパンチパーマに羽根にちょびヒゲ、というワッキー出オチ完全装備が素晴らしいのでした。グレープフルーツ(?)で作ったピカチュウに対するツッコミが「訴えられるよ」ってのが若干ズレててツボ。「ぷにょんぺん」

 今回はトークパートは、出場者全員が座っての雛壇形式。Mステっぽいな。テレ朝だし。

 今回は有田FRIDAYスペシャル。ワッキーが晒されたのは、気になる女性へ掛けた留守電。「ぷにょんぺん」のトーンで「もしもし〜ミカチャンですか」で始まる、一聴するとただのストーカーな電話でした。一応全文書いておきます。全部「ぷにょんぺん」と同じ、若干声高なトーンでお読み下さい。

「もしもし〜ミカチャンですか?ワッキーだよぉ〜(はぁと)え〜、電話なんで出ないんですか。ダメ!えー今日は、楽しかったですネェ……今度じゃあ、ケン玉をホントに、見せてあげますね。じゃあまた、電話しま〜す(はぁと)じゃあねぇ〜バイバ〜〜イ」

 ケン玉って何だ。眞鍋から「キツーイ!」という言葉を授かり、井戸田からは「全然男らしくない」というお言葉を頂くのでした。相方曰く、女の子に対しては赤ちゃん言葉らしいです。ワッキーは更に、このトーンを眞鍋さんバージョンでお送りし、上田に「帰れ!」と言われるのでした。

  • 江戸むらさき
    • ショートコント連発。個人的には、一瞬で終わるタイプの奴が相当好きです。具体的には「スーパーボール」、その変化球の「ミートボール」、「警部」。特に警部は「警部」「違います」で終わるシンプルさで相当好きです。基本、ツッコミが無いタイプがヒット率高し。あと、「トゥーシューズ」って、「とぉーしゅーず」って発音するんじゃなかったのか。初耳。「エイリアンがエイリアンがぁぁぁ……あきらめたぁ……」

 二人の実家のラーメン屋(野村の親父が社長、磯山の親父が専務)、その名も「麺's CLUB」を調査。店内では、なんと勝手に「特製江戸むらーめん」という便乗商品が売られているのでした。この江戸むらーめん、特別ブレンド味噌味とんこつラーメンで、金箔入り。有田曰く「金メダる取ったから金箔、という単純なアイディア」。そして、江戸むらーめんを食べてサムズアップする野村両親と磯山父。ノリ良すぎるぞ。「全力で応援してくれて……」とフォローする上田に「便乗してるだけでしょ!」ともっともな一言を放つ野村でした。まぁ、良い親父さんじゃないか。

  • スピードワゴン
    • 個人的には、この前の清原ネタの別バージョンが観たいところですが、これも面白いですね。特に途中の、連発ボケ。井戸田のツッコミが力強すぎて余計に笑えます。伝家の宝刀「そんなことより踊らない?」も出るのです。「ちょっとトランペット吹いてくるから」

 小沢の過去を洗う。三歳の頃は女の子みたいな小沢でしたが、 15 歳では剃り込みリーゼント、 16 歳では頭真っ赤っか。学校は行かず、フリーター、だけど海のある街だから夏は働かないシステムを採用してたのだそうです。こんなのあたし認めない。悪かったんだねぇ。小沢の格好いい言い訳は「満員電車に揺られるのが嫌」だったそうです。別に格好良くもない、と上田が一刀両断。

  • さくらんぼブービー
    • 清水さんお気に入り。わざわざ用意したテーブルとイスのセットで初めての一本ネタか、と思わせておいてそれらを早々に片付け、いつものショートネタを始めたときには流石に度肝抜かれたどうも僕です。別に前フリにもなってなかったし、要らなかっただろテーブルとイス、サングラスだけあれば良いんじゃないか、というのは禁句。しっかし、眞鍋さんは猫ひろしとかこんなん好きな。最後の最後に、ボケとツッコミらしきものが見えたのは幻か。「だるまさんが転んだ」

 鍛冶が合コン漬けなのだとか。この日も二組断らなければならないらしい売れっ子です。流れで、井戸田の合コン話が小沢によって暴露され、タッチ&ゴーゲームとやらをするそうです。その内容は「ヤバそうになったら逃げて」と宣告し、抱きつくだけ。お前は馬鹿か。更に、鍛冶によって小沢のエピソードも披露され、かわいい子にバックから花束を渡すのだそうです。井戸田から「気持ち悪い」頂きました。対して、ヒデは「ワッキーは?」と訊かれ、有田は「あ、こっちか…」と言われるそうです。人生は儚きものなり。

  • サバンナ
    • キー坊、頑張ってるなぁ。銀行強盗がちょっとだけ顔見知りの人質ひとりを贔屓するって設定からして良いなぁ。キー坊(もう高橋とは呼ばんぞ)の甲高い声にマッチしたはしゃぎボケだらけでした。よくやってるぞキー坊!途中の友達になっていく様子とか、最後の「避けれた」がかなり好き。しかし、眞鍋さんの笑い声でけぇなぁ。「内輪ネタがあるってことは、俺らもう親友やなぁ」

 「やりにげコージー」視聴者にはお馴染みの八木による「怪獣大百科」の 1 ・ 2 巻がここでも登場。眞鍋さん、紹介前から引く。今回紹介された怪獣は、お馴染み「カニパンダ」、「ラクダとうげ」(「ラクダとうげを超えるのは容易ではない」)、「アップ族」(「常に前向きな種族。くじける事が無い」)、「コロタイヤ」(「コロコロ転がる怪獣王国のムードメーカー!こいつらのお陰で清々しい朝になる」)、お馴染み「ハリ人間」(「危なくて友達が出来ない」)。ポイントは、誰一人戦わないところですかね。カニパンダは挟むらしいが、それ以降の目的が不明です。作者曰く、「このサイズの手帳が好きなんです」。いや、何で怪獣なのかを教えてくれ。

 そんなわけで、判定。しかし、カラフルな判定。順に、さくらんぼブービー、サバンナ、江戸むらさき、と来て、三票差でスピードワゴンにペナルティが勝利。おめでとうペナルティ。決まった瞬間の、茫然自失と言った具合のワッキーの顔が良かったです。サバンナ残念だったね。さくらんぼブービーは、笑い声が凄かった割に最下位は意外でしたね。まぁ、頑張れ。

 来週はホントのスペシャル。フットボールアワー笑い飯長井秀和が満を持して登場であります。たーのしみー。 14 組揃い踏みの芸人達が、みんな浴衣なのがちょっと可笑しかったですが。