「プライド」


 面白いかどうかは置いといて、野島伸司脚本のドラマはいっつも音楽の使い方がお上手ですね、って話。この人のドラマを観ていて、あるシーンが格好良く見えているのは、シーンが格好いいのではなくて音楽が格好良くしているのだ、と気付くことが多いのですよ。今回も、QUEENの曲をガッチリとピッタリとはめてくるところに感心したわけですけど、ドラマ自体は、まぁ、その、なんというか。音楽をはめるのがお上手でも、台詞をはめるのは余りお上手では無いのかな、という印象なのでした。

 因みに、全然関係ないですが、野島作品で唯一文句無しで面白いと思ったのは 1999 年にやった「世紀末の詩」。思わずシナリオ本まで買ったほど。 2004 年に後悔気味。