日本史のツボ。

 うちの日本史のI先生は、日本史の授業をしながら泣く

 例えば、楠木正成の最後を語りながら。「天皇方の阿呆さを観て、楠木正成は最後を悟ったわけです。そして僅かな手勢で切り込み、そして差し違えて……(涙声)」
例えば、白虎隊の最後を語りながら。「会津藩は、滅亡しようとしてたわけです。そして白虎隊は、山の上で、自刃……(涙声)」

 中学の時の社会の先生は、日本史の授業の時キレる

 戦国時代の話をしているときなんか、凄かった。額から汗を吹き出しながら「戦国時代の勢力図」を時系列順に熱く語って、「このとき、こいつがこうしていれば、小田の天下は無かった」だのと、私見を交えてトバす。

 
 運が良いなぁ、と今更ながら思う。