「のだめカンタービレ」

 (個人的に)衝撃の事実が判明。

 今の今まで、オクレール先生っておばあちゃんだと思ってたよ!! なんか「マダム・オクレール」って呼ばれてたような気がしたんですが、原作ざっと読み返してもそんなシーンなかったよ! 何故だ!!

 ……とまぁ、それはともかく、少しずつ外国人キャラが出てくるにつれ、シュトレーゼマンを竹中直人にやらせなければならなかった理由がハッキリと分かってきますな。カイ・ドゥーンは原作だともうちょっと愛嬌のあるキャラクターなんだけど、ドラマの中では完全に厳格な男って感じだし、オクレール先生はマスター・ヨーダにそっくりなんだけど、ドラマだとドゥークー伯爵って感じ。

 だからと言って、「あの人の方が合ってた」みたいなのが一切浮かんでこないし、単純に「漫画の吹き出しを読む」のと「外国語を聞きながら字幕を読む」という感覚の違いもあるしで、日本のドラマに於ける外国人キャストの難しさを痛感した次第です。

 本筋の方は、大分端折った分、余計なものが少々くっついてる感はありますが、最終回に向かって大盛り上がりという具合。のだめのピアノはやっぱり良いな。そっちに全く造詣の無い私ですが、ちゃんと集中して聴けるもの。「旋律はなんとなく残ってるけど別な曲のペトルーシュカ」が再現されなかったのは原作を知ってる身としてはちょっと残念でしたけど、「きょうの料理」のリミックスみたいでちゃんと面白かったし。

 そんで、千秋パートも良かった。特に最後の一曲をみんなに発表する辺りは鳥肌。選曲自体は原作と一緒ですけど、このドラマだと「主題曲」だから、なんか曲名が発表された途端、「ヒーロー番組の一番良いところで流れる主題歌」みたいな感じで燃えるんだよなぁ。これもドラマ化して良かったところかも?

 来週は凄そうだなぁ……久々にドラマで泣くかも。っていうか、既に次回予告での涙目で指揮する千秋っていうか玉木宏で既にヤバい。原作からしたら、「涙目になる千秋」なんて有り得ないんだけど、やっぱりそうなってくれた方が良いよね。あわわわわ。