「セーラー服と機関銃」

 はぁ……(嘆息)。

 えぇ、えぇ、そうですとも。長澤さんに勘違いぶちかますさんま師匠を「うんざり」とか書いてきましたけどね、ホントはそんな資格僕には無いんです。絶妙な角度で挙手し、絶妙なたどたどしさ ZECT 長官にヤクザ名乗りをし、絶妙な笑顔をでおんぶされながら喜び、そんでもってショートカットにメガネという伝説の武具を装備した長澤まさみさんを、「まんま」のさんま師匠に匹敵する醜悪なニヤケ面で眺めていた僕なんて。なんかもう百発百中なんだもん。そりゃーかわいいさ。ダメな人間でホントすいません。

 そんなわけで、先週以上にドラマ自体の内容に何十倍もの補正がかかってるため、何にも冷静な感想は無いのですが、ただひとつ、「訛りが酷すぎる刑事の台詞をテロップで補足し、更に出演者達がそのテロップを読む」という演出には醒めたわー。面白くない上にドラマの雰囲気も壊すってそりゃ最悪だろう。そこ以外のギャグ(というかコメディ的演出)は全体的に凄く好み(「そうですか、退学になるんですか……」「佐久間さん?」「バラしませんよ!」とか)なだけに、そういう「悪ノリ」がよりムカつく。「下北サンデーズ」みたいに貫徹されるとそれはそれでムカつくんだけど。