「神はサイコロを振らない」

 いつも通り 10 時にチャンネル回したら、「世界仰天ニュース」やってて「あ、オリンピック特番か何かで休みなんかな」と思い、 30 分遅れであることを忘れてスパロボやってしまったので、前半を丸々見逃しました。思い出して慌てて回したときには既に 10 時 45 分。あぎゃー。

 そこを差し引いて以下は読んで頂きたいのですけど、今週は普通だったなー。内容がすごーく普通。具体的には、「けしかけられて本気になる大杉漣」とか、「 10 年後にホームレスになってる父親の所作」とか、「母親の心中を知る娘」とか。今回のどのシーンにも既視感を感じてしまいました。今回ようやく他の乗客に対しての進展が始まったのはいいけれど、小林聡美さんと山本太郎(とともさかりえ)の関係描写の丁寧さに比べて、何だか凄く単純化されてるように見えたのも原因かも知れません。まぁ、「親子の再会」に、そんなにパターンあるとも思えませんけど。

 徐々に他の乗客のドラマも進展するようで、来週は失踪カップルの番か。もし、山本太郎の説得で男がナイフを「カラーン」と落としたりとかしたら、今週以上に首を捻ってしまうかも知れない……乗客一組一組全員に小林さんと山本と同等のドラマを与えることは時間的に不可能は分かるけど、欲を言えばそれだったらもう少し「群像劇」として描いて欲しいなぁ、という気持ちがあります。

 ちょっと嬉しかったのは、とうとうラーメンズ・片桐が東京へやって来たこと。台詞もそれなりの量あったし。あの妙に味のある娘の演技との掛け合いも面白いし、徐々に出番増えてて良かった良かった。まぁ、ストーリーに絡むのは娘の方だから、片桐にストーリー的なウェイトは殆ど無いとは思いますが。