「仮面ライダーカブト」

 まず書いておきたい。東映公式に書いてあるこれ。

たとえば『ALIAS』のようなスパイアクション風味が出せないか――というのが、『カブト』の狙いのひとつ。

それは絶対に諦めた方が良いと思う。つか、いい加減学べ。

 そんなわけで第 2 話。いやぁ、なんともカッコ良かったね。専用バイクに乗って車の間を疾走する仮面ライダー、必殺技を使うとどこからともなく流れてくる解説ナレーション、極めつけは久々登場のライダーキック(名前叫びあり)(回し蹴りだったけど)! 「超スピード」を表現する映像の全てがマヌケの極致だったり、相変わらずCG合成がショボいとか、気になる点はあちこちにあるものの、画的には正直「響鬼」よりもカッコ良かった。

 ただ、問題はそれ以上のものがまだ感じられないという点かなぁ。主人公のキャラも、役者の演技の微妙さもあってどうにもこなれないし、下っ端との関係性も確立されてないからどう見ていいか分かんないし、妖精アニメでどうしろってんだって感じだし、女サブキャラは揃いも揃って恐ろしく演技が硬いし、相変わらず思わせぶり連発だし、これからの展開がどうも見えない。

 まだ二話だから判断するのは早急だとは思うけれど、既に色々心配事が生まれてることがとても心配。大丈夫かなぁ……。

 来週はデカピンクと仮面ライダーカイザが友情(?)出演か。「スパイアクション風味」ってことは毎回、こういう風にターゲットが出てきて解決する展開なんだろうか。ん〜……見えないなぁ、展開。どうなるんだろ。