「お台場明石城NOMAD」

 フジテレビも今色々大変なので、佐々木アナが「二本撮り、三本撮り、四本撮りが増えているような気もしますが」と言うと、さんま師匠は「覚悟の上です」と宣言、続けて

「もっとフジテレビがお金無いとき、 13 本撮りってありましたから」

じゃあ余裕ですね!(?)

 前回、「芸リー」がその内容故に視聴率は獲得したそうで、「数字は良かったのでゴールデンは……?」と佐々木アナが問いますが、奉行達は「(ゴールデンなんて)有り得ない」と酷評。しかし、佐々木アナから「水口さんも昔は太鼓叩いて女の子を悶えさせたり」「水口さんも女子大生に新作AVを紹介させたり」と若気の至りを暴露されて二人揃って目が泳ぐのでした。何なんだフジテレビ。さんま師匠も

「二人がダメダメ言う資格は無い!」

曰く、資格があるのは最近色んな勘違いが甚だしい桐山だけだそうです。こんなんばっかりかフジテレビ。

 今回も連続プレゼン形式。一人目は勿論、最近女性ファンからの応援メッセージが絶えず「ひとり有頂天ホテル」な鈴木善貴。さんま師匠曰く、「企画が売れんとキャラが売れてる」大馬鹿野郎です。今回は、牧原アナの元で滑舌の勉強をする自分プロモを持参しての登場。本人曰く、「企画が通らなかったのは滑舌が悪かった」からだそうです。死ねばいいのに。

 プレゼン企画は「明石家さんまのおもしろブーム博」。企画読み上げの時点で若干噛んでるダメっぷりですが、企画内容は個人ブログからブームになりそうな事象を取り上げて(この説明のとき「執事カフェ」を「羊カフェ」と言い間違えるダメっぷり)、さんま師匠がテキトーに回して面白くするんだそうです。貴様は今までの失敗から何を学んだのだ?

 ところが、水口さんは「企画の善し悪しはともかく、そろそろやらしてあげたい」と妙な発言。これを鈴木は「今まで確執があったから(あったのか?)、そう言う風に言ってるだけ」と都合の良い解釈をしますが、水口さんは

「そうしないとまた来るでしょ

悪質セールス扱いです。

 港さんは「例に出してるものが目新しくない」と指摘しますが、鈴木は「まだまだある」と色々例を出しますが書くのも憚れるほど微妙。つーか、そのブログ書いてる人にまで二次被害です。更に鈴木のプレゼンは間は空くは受け答えは出来んはでいつも通り最悪。

 しかし、いい加減嫌になったのか、桐山も「ありで」、港さんも「もうやらせてみますか」と消極的賛成。が、鈴木は「『もう』じゃダメです」と調子に乗ります。すると、桐山が「前の企画の方が良かった」と言ったため、さんま師匠と三奉行も「試したい」と同意。そういうわけで、「だから自分プロモでも『もっと早く採用するべきだった』って言った」調子乗りまくりの鈴木が一番自信のある前々回の企画「おすすめチャンピオン」を試作するという前代未聞の裁定が下されるのでした。鈴木死ねばいいのに。

 二人目は、前回下衆野郎・鈴木に足を引っ張られた古澤光広。企画は「25」。25 分間で、さんま師匠がやったことないことを練習・実践する企画。例えば、アメフトのボールをスパイラルかけて投げたり、料理をしたりと、そういう焦ったさんま師匠も観てみたい、そんな企画だそうです。

 港さんは「そういう設定があると視聴者は観る」、桐山は「フライパンさばきとかをやるとカッコイイーってなる」ということで、三奉行全員が「あり」判定。水口さんに至っては「鈴木なんかより全然分かり易い」とのこと。が、続けて水口さんは「鈴木の方が観たいかも知れない」と「企画は古澤が上だけど、鈴木の方が(企画)見えない分、観たい」と妙なことを口走ります。これにはさんま師匠、

「フジの上層部は結局キャラかい言うことか」

いい加減にしなさい。

 結局。古澤は試作決定するものの、その隣で満足げな顔を浮かべるクズ野郎・鈴木。それをさんま師匠に指摘されると、今度はこんな発言。

「僕も分かり易い企画は滅茶苦茶あるんですよ

頼むから一回死んで?

 三人目は初登場、イタリア帰りの事業センターの青山登志和専任部長。元CBSソニー松田聖子担当で、今は世界三大テノールとかを日本に呼んだりする人だそうです。企画は「コンサルタント診療室」。芸能人の、別のキャリアの可能性を探る企画……だそうですが、さんま師匠は青山の化粧品販売員のような語り口に引っかかりまくり。

 しかも、その語り口に負けず劣らず「さんまさんはテノール歌手の骨格だ」に始まり、「ボローニャ歌劇場」に出演させるという段取りを説明しますが、結局の所ボローニャの宣伝に終始するというプレゼンに、さんま師匠からは

「じゃあもう、無しということで

さよーならー。

 四人目はまた初登場、「ジャポニカロゴス」などを担当する門澤清太アシスタントプロデューサー。7 歳の娘に「お願いします」と言わせるという某引越センターみたいな自分プロモを経て、プレゼンする企画は「明石家検定」。TBSの「嶋田検定」とは一切関係ないそうです。

 曰く、「色んな資格獲得に挑戦する企画」という既視感どっさりな内容ながら、「今旬の検定ブーム、若手ブームと、永遠の旬のさんまさん」などに代表される新興宗教の勧誘のような語り口に、さんま師匠爆発。

「フジテレビは詐欺師の集まりか!

水口さんも「どうもしゃべり方が怪しい」と、企画とは関係ない疑いを掛ける始末です。そして、桐山に至っては門澤と目が合っただけで妙な顔をし、それをさんま師匠にツッコまれると

色目を使われたのよ!

何でこんなのばっかり入社してんのフジテレビ?

 結局、桐山からは「無し」、港さんも「地味」と低評価。そして、水口さんが「さんまさんがやらなくてもいいんじゃ?」と問うと、門澤はこう即答。

「あ、勿論……」

さよーならー。

 ここでさんま師匠は、スタッフ全員に釘を刺します。

俺にキャラを見せる番組ちゃうぞ?

全くです。

 が、最後に登場したのは前回・前々回と時間切れの憂き目に遭っている、正にキャラだけで出続ける高橋プロデューサー。今回は大急ぎで座るとこまでこぎつけたものの、喋る間もなくやっぱり時間切れ。しかも今回は、時間切れ以上にさんま師匠のこんな意図が。

「あの二人の後にお前と喋ったら、フジテレビの出入り止めるもん

どうしてこんないい加減な奴ばっかり揃っちゃったんでしょうか……と別の意味でフジテレビを憂う放送でありました。